◆今度は娘がそのお友達の家へ行くことに
その日はずっと、徹底した娘の友達のママの配慮に終始圧巻されっぱなしだった小松さん。問題なのは、“その後”です。
「今度はうちの娘が、そのお友達のおうちに遊びに行くって。いやいや、ちょっと待ってよ、と。
玄関の靴袋持参から、高級オーガニックのお菓子持参、ジュースも? ウェットティッシュやアルコールスプレーまで、常に何人分も子どもに持ち歩かせるママの家におじゃまするときに、もうなにを持っていけばいいの?! って、パニック状態ですよ」
とりあえず、靴を入れるビニール袋は持たせることに。しかし、お菓子やジュースは同じようなものが見つかりませんでした。
「そこまで気にしないでいいのかもしれないけど、高そうでマニアックなお菓子を子どもに持参させる時点で、食へのこだわりが相当すごそうじゃないですか。しかもきちんと、二人分。へんなものを持たせて、娘の印象を悪くしたくないという気持ちもありました。スーパーを3軒はしごしたけれど見つからず、もう本当に焦ってしまって……」