「人は見た目が大事」と言われることが多くありますが、なぜそこまで見た目が大事だと思いますか? 「見た目で判断される」が一体どれほどのものなのか、そして自分の評価を上げるためには実際どうすれば良いのかを解説していきます。

「人は見た目が大事」って実際どこまで?

「人は見た目じゃない、中身で勝負」
「外見で判断しない」
このように、世の中見た目で判断するよりも中身で判断する方が美徳のように感じます。しかし、少なくとも人間は無意識に見た目で人を判断しています。とはいえ、実際に見た目でどれだけの変化率があるのか? はわかりづらいもの。

そこで今回は、「見た目で判断される」が一体どこまでなのか、そして自分の評価を上げるためにはどうすれば良いのか、ちょっとしたテクニックを交えて紹介していきます。

そもそも人はなぜ見た目で判断するの?

先ほどもお話ししたように、人は見た目で判断します。
今あなたの目の前にいる人が危ない人か、優しい人か、怖い人か。それらを判断するのが見た目だからです。

心理学者のメラビアンが提唱した「メラビアンの法則」によると、相手に伝わる情報の55%を占めるのが見た目です。相手のことを半分以上は見た目で判断しているということになります。

もちろん全てを見た目で判断はしていませんが、「この人は優しそう」と思ったり、逆に「怖い人なのかな」「気難しそうな人だな」ということを見た目で判断していることは皆さんもあるはず。

それは悪いことではなく、人間の本能として根付いている部分です。古来人間は狩りをして生きてきました。そのころはもちろん情報も乏しく、今目の前にいる動物が獰猛なのか、 毒があるのかなど、見た目で判断せざるを得ない状況にあったからです。

つまり、見た目で判断していたからこそ、人間は今まで生きてこれたということ。その本能が未だにあり、我々人間は半分以上を相手の見た目で判断しているのです。