夏ドラマ個人視聴率、『南くんが恋人!?』『ビリオン×スクール』がワースト争い

 個人2.5%の同率で振るわなかったのは、『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系、火曜午後9時)と『ビリオン×スクール』(フジテレビ系、金曜午後9時)。今期はこの2作品のワースト争いとなりそうだ。

 内田春菊の漫画『南くんの恋人』(青林工藝舎)を原案とする『南くんが恋人』は、大物脚本家・岡田惠和氏が手掛けるホーム・ラブコメディー。原案漫画では、高校生の南浩之と身長15cmになってしまった堀切ちよみの同棲生活が描かれるが、『南くんが恋人!?』ではFANTASTICS from EXILE TRIBE・八木勇征演じる南が15cmに縮小してしまう“男女逆転版”となっている。

 過去には高橋由美子&武田真治(1994年)、深田恭子&嵐・二宮和也(2004年)などのダブル主演で4度にわたりドラマ化された人気原作であるが、今作は主演を務める飯沼愛の知名度不足もあってか、苦戦しているようだ。

 一方、Hey!Say!JUMP・山田涼介主演『ビリオン×スクール』は、財閥系企業のCEOで天才発明家でもある加賀美零(山田)が、身分を隠して高校の担任教師となる学園コメディー。木南晴夏演じる零の秘書・芹沢一花と主人公の掛け合いが「夫婦漫才みたいで面白い!」と評判ながら、第3話では個人1.4%と爆死状態となってしまった。

 なお、『ビリオン×スクール』主演の山田と、『南くんが恋人!?』に2番手で出演している八木は、2024年上半期の「ViVi国宝級イケメンランキング」のADULT部門とNOW部門でそれぞれ1位を獲得。いくら人気のイケメンが出演しているからといって、苦戦してしまうことはあるようだ。

 このまま『ブラックペアン シーズン2』の独走状態となりそうな夏ドラマ。今後の推移に注目したい。