上記のように大問題児であるガルシアだが、デービス戦では1億ドルを超えるPPVを売り上げており、その人気は折り紙付き。かねてから選手のドーピングや不祥事に“寛容”なRIZINなら、上記のトラブルもキャラクターとして消化できるに違いない。

 だが、問題はガルシアの人種差別発言だ。

 今月5日、ガルシアはSNS上やライブ配信で黒人を差別する「Nワード」を連発。さらに、クー・クラックス・クランを自称し(ガルシア自身はヒスパニック系である)、「黒人を殺そう」と呼び掛けるなど発言を過激化させているのだ。

 榊原CEOがガルシアのこうした発言を把握した上でRIZINに歓待しているなら、RIZINそのものが差別を容認する団体ともとらえられかねない。慎重な判断が待たれるところだ。