個人の振る舞いが雇用や給与に直結している職場では、自分の身を守るために保身に徹する人が少なくありません。

しかし、保身のために誰かを“身代わり”に使ったのであれば、やり返されても文句は言えないでしょう。

fumumu取材班が、詳しい話を聞きました。

①証拠を突きつけて公開謝罪

「スタッフの1人から、『新型コロナウイルスの濃厚接触者になった』とチーフとサブチーフの私の2人に申告がありました。結果は陰性とのことだったので、誹謗中傷を避けるために口外しない約束をしたのですが…。

チーフが口を滑らせたことがきっかけとなり、本人は追い詰められて仕事を休むという事態に。

でも、『サブチーフは口が軽いから』と、チーフが言いふらしていると仲良しの同僚が教えてくれて。証拠を突きつけ、目の前で謝罪させました」(20代・女性)

②音声録音で悪事を暴露

「プロジェクトチーム内で意見が分かれてしまった時、『私に任せておいて』と、まとめ役を買ってくれた同僚。そのまま信頼して任せていたのですが、『チームの輪を乱している』と、私を悪役に仕立てて根回しされていたと知り、愕然としました。

後日、『何でそんなことを言ったの?』と、直接本人を問い詰めたのですが、『誰かが悪役になった方が話がまとまりやすかったから』と、言い訳をし出して…。

この話は全て録音しておき、上司に報告しました」(20代・女性)