ビートルズのアルバムはどれを聴くのがいいのでしょうか。聴きたい曲が入っているアルバムを選ぶのか、エピソードに惹かれて選ぶのかは人それぞれです。改めて名曲を聴きたい方におすすめのビートルズのアルバムをランキング形式でご紹介します。

世代を超えて愛される伝説のバンド「ビートルズ」!

1960年にイギリスのリバプールで結成されたビートルズ( The Beatles )。1970年に事実上の解散をするまで活動期間はわずか10年でしたが、ご存じの通り現在までも多大な人気を誇る伝説のロックバンドです。

音楽史「ローリングストーン」の選ぶ歴史上最も偉大なアーティストの第一位であり、ギネスのワールドレコードにも最も成功したグループアーティストとして認定されています。統計をとったアメリカの経済紙「ウォールストリートジャーナル」のにおいても「史上最も人気のある100のロックバンド」で一位となっています。

メンバーはリズムギターのジョン・レノン (John Lennon) 、ベースのポール・マッカートニー (Paul McCartney) 、リードギターのジョージ・ハリスン (George Harrison) 、ドラムスのリンゴ・スター (Ringo Starr) の4人組です。4人ともいずれかの曲でリードボーカルを担当しており、作詞作曲した本人が担当して歌っています。

ジョンとポールの2人、「レノン=マッカートニー」名義で作られた曲が多く、全214曲中144曲がレノンマッカートニー名義です。このため、2人がリードボーカルとして歌う曲が多いです。アメリカのビルボード、イギリスのミュージック・ウィーク両方で1位を獲得した曲が多いのもこの「レノン=マッカートニー」名義のものです。

ビートルズのおすすめアルバムランキングTOP14!

第14位:ヘルプ

ビートルズのおすすめアルバムTOP14!人気曲TOP10も紹介!
(画像=『lovely』より引用)

1965年8月6日に発売された5作目のオリジナルアルバムです。ビートルズ主演2作目となる映画「ヘルプ!4人はアイドルのサウンドトラック盤です。A面に映画で使用された曲、B面に「イエスタデイ」などの新曲の他、カバー曲が収録されています。

ジャケットは当初4人でHELPの文字のポーズをとっていたものの、見栄えがよくなかったためこのようなポーズになったそうです。売上枚数は約850万枚です。

表題曲ヘルプに加え「涙の乗車券」、「イエスタデイ」を聴きたい方にもおすすめです。

第13位:ア・ハード・デイズ・ナイト

ビートルズのおすすめアルバムTOP14!人気曲TOP10も紹介!
(画像=『lovely』より引用)

ビートルズ初主演映画「ア・ハード・デイズ・ナイト」のサントラ盤アルバムです。1964年7月10日に発売され、イギリスや日本で1位を獲得。ビートルズ人気が最も高まる中でリリースされた1枚です。初期から中期にかけてロックにポップ要素が含まれていくビートルズらしさが感じられる時代の作品。

全曲ポールマッカトニーとジョンレノンの共作とされる「レノン=マッカートニー」名義で作られた唯一のアルバムです。「Can't Buy Me Love」も収録されています♪

第12位:イエロー・サブマリン

ビートルズのおすすめアルバムTOP14!人気曲TOP10も紹介!
(画像=『lovely』より引用)

1969年1月にリリースされた11作目のオリジナルアルバム。ビートルズ初のアニメ映画のサントラ盤です。当初アニメ制作に乗り気でなかった4人が完成したアニメの物語や世界観によって心を入れ替えて曲作りを行ったと言われています。

このアニメは現在でも高く評価されていますがアルバムの興行成績としては今一つで、唯一1位を獲得していません。A面はビートルズによる楽曲、B面は長年担当したプロデューサー、ジョージマーティンによるインストゥルメンタルが収録されています。

第11位:プリーズ・プリーズ・ミー

ビートルズのおすすめアルバムTOP14!人気曲TOP10も紹介!
(画像=『lovely』より引用)

1963年発売のファーストオリジナルアルバムです。セカンドシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」の成功を受け急遽作られたアルバムでした。初期のロック感とライブ感が最もよく出ているアルバムと言われています。

メンバーが上から見下ろす構図で取られた写真が撮られたのはEMI本社です。「Please Please Me」や「Love Me Do」「Twist And Shout」を聴きたい方、初期のビートルズの音を聴きたい方におすすめのアルバムです。

第10位:パスト・マスターズ vol.1&2

ビートルズのおすすめアルバムTOP14!人気曲TOP10も紹介!
(画像=『lovely』より引用)

1988年3月7日リリースのベストアルバムです。シングル曲のうち、アルバムに未収録となっていた分をCD化するために作られました。当初のビートルズはシングルで出した曲はアルバムに入れないと決めていたそうです。今では考えられない方針ですね。

「Love Me Do」「I Want To Hold Your Hand」「Hey Jude」「Don't Let Me Down」「Let It Be」など超名曲揃い。ビートルズ初心者の方にもおすすめです!

第9位:ウィズ・ザ・ビートルズ

ビートルズのおすすめアルバムTOP14!人気曲TOP10も紹介!
(画像=『lovely』より引用)

1963年リリースされた2作目のオリジナルアルバムです。ジョージハリソンが初めて作詞作曲した「ドント・バザー・ミー」など8曲が新曲、6曲がカバーで構成されています。

ジョンレノンの親友だったスチュアート・サトクリフの恋人が撮影したハーフシャドーの写真をもとに撮られました。当時画期的で、日本やアメリカでビートルズのアルバムが編集される際はこの写真がジャケットに使われるなど非常に話題になり、これまでに多くのパロディが作られました。

このジャケット以降、メンバー全員がビジュアル作成に非常にこだわりを持つようになったと言われています。

初期の作品だけあってロックテイストの濃いアルバム。ファーストとセカンドアルバムを合わせると年間のチャート1位をほとんどビートルズが独占しています。ジョンが絶賛したポール作詞作曲の「All My Loving」がこのアルバムの価値を高めています。

第8位:レット・イット・ビー

ビートルズのおすすめアルバムTOP14!人気曲TOP10も紹介!
(画像=『lovely』より引用)

1970年に発売された13作目のアルバムで、事実上の解散の1か月後に出されました。すでにメンバー間の雰囲気は最悪でレコーディングは難航。オーバーダビングという過剰なアレンジをしないアルバムを作る過程を映画にしようとしていたもののとん挫してしまいます。

とん挫委している中、ジョージハリソンがジョンレノンに紹介したフィル・スペクターによりアルバムが作られ発売されます。結局オーバーダビングされ作られたためこの出来に激怒したポールマッカートニーは発売中止を争って訴訟を起こそうとしたほどだそうです。

長年ビートルズのプロデューサーであったジョージ・マーティンもアルバムの出来に驚き、呆れたと言われています。2003年にフィルによるアレンジを排した「レット・イット・ビー...ネイキッド」が発売されるなど、ややいわくつきのアルバムと言えます。