夏におすすめのエモいアニメ映画⑧秒速5センチメートル
『秒速5センチメートル』は、2007年に公開されたメロドラマ作品です。サクラをモチーフにした作品で、鬱映画とも言われています。
小学生の貴樹と明里は幼いながらに初恋相手で、特別な感情を持っていました。しかし、小学校卒業と同時に明里が遠くへ引っ越すことになり、二人は離れ離れになってしまいます。
違う中学へ進学した後、明里から一通の手紙を貰ったことで貴樹は遠く離れた明里に相手に行くことを決めました。
『秒速5センチメートル』は、3部作の単編アニメーションによって構成されています。初恋の特別さや、すれ違い、大人になると言うことを丁寧に描かれている作品なので、ぜひチェックしてみて下さい。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑨エヴァンゲリオン新劇場版
『エヴァンゲリオン新劇場版』は、序、破、Q、:||の4部作あります。1995~96年に放送され社会現象にまでなった『新世紀エヴァンゲリオン』の新たな物語が、劇場で帰ってくるとファンの間で大きな話題となりました。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は2007年にアニメに引き続き庵野秀明監督が手掛け公開されました。
14歳の碇シンジが10年ぶりに父親と再会すると、人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗り使徒と戦うことを命じられます。恐怖と父への怒りが交差するシンジですが、使徒に立ち向かうのです。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、2009年に公開された劇場版第二部です。汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗り、使徒と戦う道を選んだシンジは新たな仲間も加わり、より激化する戦いに繰り出します。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、2012年に公開された劇場版第三部です。軌道衛星上に初号機と封印されたシンジは、ミサトやアスカのおかげで地上へ帰ることができました。しかし、地上はシンジの知っていた状況から大きく一変していたのです。
『シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版』は、2021年に公開された四部作目です。平和な世界は戻らずに未だ戦い続けている世界で、シンジはかつての仲間たちと再会します。
赤い大地が広がる地上は果たしてどんなラストを迎えるのでしょう。25年以上続いたヱヴァンゲリヲンシリーズをぜひ観てみて下さい。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑩弱虫ペダル
『弱虫ペダル』は、2015年に公開されたスポーツ青春映画です。大人気アニメ『弱虫ペダル』の完全新作作品で、原作者の渡辺航による完全オリジナルストーリーが描かれています。
インターハイで優勝した総北高校自転車競技部の小野田坂道は、3年生の卒業を控えながらもその想いを継承すべく、日々練習に励んでいました。
ある日、全国の強豪校が集まるレースへ招待された総北高校自転車競技部はより一層練習にも熱が入りますが、予期せぬ事態に見舞われるのです。
劇場版『弱虫ペダル』の魅力はなんと言っても、オリジナルストーリーだと言う点でしょう。本編の番外編が楽しめる作品なので、ファンには堪らないでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑪君の膵臓をたべたい
『君の膵臓をたべたい』は、2018年に公開されたロマンスドラマ作品です。原作の大ヒット小説を実写映画化した後にアニメーション映画として製作されました。
他人に興味がなく本ばかり読んでいる「僕」は、高校の中でも孤立しています。ある日、「僕」は「共病文庫」と記載されている一冊の本を拾ったことで、クラスの人気者である山内桜良と関りを持つようになりました。しかし、山内桜良は膵臓の病気により死んでしまったのです。
『君の膵臓をたべたい』は、実写を観た方も楽しめる作品でしょう。アニメ映画の方が実写映画よりも原作寄りとなっているので、ぜひ観てみて下さい。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑫打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』は、2017年に公開されたヒューマン作品です。1995年に岩井俊二監督が手掛けたテレビドラマを、新房昭之監督がアニメーション映画化しました。
花火大会を控えた中学生たちが、花火は横から見るのか下から見るのか論争を繰り広げています。明るい話題だった中学生たちですが、クラスのマドンナだったなずなが親の離婚のため転校することが判明しました。
絶賛なずなに片思い中だった典道はショックを受けますが、なずなから駆け落ちの誘いを持ちかけられるのです。
『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の見どころは物語はもちろん、なずなが広瀬すずさん、典道を菅田将暉さん、祐介を宮野真守さん、なずなの母を松たか子さんが務める声優の豪華さでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑬STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ
『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』は、2013年に公開されたSFロマンス作品です。Xbox 360用ゲームを元に、小説やテレビアニメ化された話題作で、佐藤卓哉監督と浜崎博嗣監督により映画化もしました。
大学生の岡部倫太郎は、過去に送信できるメール(Dメール)を発明します。歴史的な発明をした倫太郎ですが、Dメールの誕生により世界規模の大事件に巻き込まれてしまうのでした。
『STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』はマイナーな作品でもあり、一見難しそうな内容ですが作品の評価は高くコアなファンが多いです。テレビアニメを観てから劇場版を観ると、物語をしっかり理解しながら楽しめるでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑭おおかみこどもの雨と雪
『おおかみこどもの雨と雪』は、2012年に公開されたファンタジードラマ作品です。細田守監督による長編アニメーション映画で、アカデミー賞では優秀アニメーション作品賞を受賞しています。19歳の大学生である花は、自身の通う大学で出会った狼男と恋に落ち子供を生みました。
ところが、狼男の彼は子供たちと花に栄養のある物を食べさせたく、オオカミの姿に戻り狩りをしようとしたところで交通事故に遭い無くなってしまいます。残された花は人間と狼のハーフである特殊な子供たちを、女手一つで懸命に育てていくのでした。
『おおかみこどもの雨と雪』は、狼男が登場する印象が強いのでファンタジーな作品に想われがちですが、子育てをする親の苦労や、子供の自立が嬉しくも切ない親の心情が描かれています。現在子育て中の方や既にお子さんが巣立った方は、この作品で涙すること間違いないでしょう。
夏におすすめのエモいアニメ映画⑮竜とそばかすの姫
『竜とそばかすの姫』は、2021年に公開されたアドベンチャードラマ作品です。細田守監督が、『サマーウォーズ』ぶりの超巨大インターネット空間の仮想世界での物語を描きました。高知県の田舎で暮らす高校生のすずは母親が亡くなったことで父親と二人暮らしをしています。
幼少期に母親と一緒に歌うことが大好きだったすずでしたが、母の死をきっかけに歌えなくなってしまいました。
ある日、友人から誘われた仮想空間「U」に遊びに行くとすずは自然と歌えたのです。すず(ベル)の歌声は仮想空間で瞬く間に有名になっていき、いつしか現実世界で世界中から注目される存在になりました。
『竜とそばかすの姫』は、現代社会の軸でもあるネットをテーマにした作品です。仮想空間の中で認められていくうちに、現実世界の鈴自身も変化していく様子は、実際のSNSの配信者のようで現代の若者を象徴しているでしょう。