ヒャダインが作詞・作曲を手がけたデビュー曲「無責任でええじゃないかLOVE」は、大倉がタイトルを考案したとされ、SUPER EIGHTの「無責任ヒーロー」、WEST. の「ええじゃないか」、なにわ男子の「初心LOVE」という、それぞれのヒット曲の題名を合体させたものとなっている。
コンセプトは「なにはともあれ暗い時代に、底抜けに明るく、エイッと脳みそ空っぽにして歌い踊れる西からの贈り物的な一曲」とされ、歌詞やミュージックビデオはコテコテの関西ノリ全開。ネット上のファンからは「笑顔にしてくれてありがとう!」「MVでこんなに笑って明るい気持ちになれたのは初めて」「関西グループのいいところ全部出てる!」といった歓喜の声が上がり、ミュージックビデオは公開から1週間足らずで再生数が約450万回に達している。
ところが、意外にも否定的な意見も噴出している。ユニット名が発表された時点から、ネット上で「ジャニーさんのネーミングセンスそのままってどうなの?」「旧ジャニーズっぽさを出すのはあまりよくないのでは」といった声が少なからず飛び交っていたのだ。
旧ジャニーズ時代は、故ジャニー喜多川氏が独特のセンスでグループ名をつけており、KinKi Kidsはデビュー前に「KANZAI BOYA」(カンサイ・ボーヤ)と命名されていたことで有名。「KAMIGATA BOYZ」はそうしたジャニー氏のネーミングセンスを彷彿とさせるユニット名といえそうだが、性加害問題が明るみになった今、「ジャニーイズム」の継承をうかがわせる名前は不適切ではないかと感じた人がいるようだ。