結果、関ジャニ∞(現SUPER EIGHT)などが改名したほか、被害補償業務を担う旧ジャニーズ事務所は「SMILE-UP.」に社名変更し、タレントのマネジメント業務を引き継ぐ新会社は「STARTO ENTERTAINMENT」と命名された。
しかし、現在も各メディアで「旧ジャニーズ」という呼称が広く使われ、ネット上のファンも「STARTO」という呼び方をしている人はあまりいないのが実情だ。なじみのない「STARTO」という言葉より、長く親しんできた「ジャニーズ」のほうが圧倒的に分かりやすいためとみられる。
しかし、業界的には被害者の心情やスポンサーへの配慮などを踏まえると、いつまでも「旧ジャニーズ」と呼ぶわけにはいかない。とりわけ、STARTO社のタレントと縁の深いテレビ局にとっては重要な課題だ。
24日付の「FRIDAY」WEB版(講談社)の記事では、制作会社スタッフが「先日もフジテレビ局内で『情報番組の中で、旧ジャニーズという言い方をしないように』『STARTO社と言うように徹底してほしい』という“お達し”を受けたばかりです」と証言。フジが「STARTO呼び」に統一する方針を示したという。
だが、STARTOという呼称は先述したように「まだほとんど浸透していない」のが現実だ。実際、ネット上のファンからは「旧ジャニーズって言い方やめたいけど、STARTOの名前が浸透してなさすぎ」「どうしてもジャニーズって言っちゃう」「周りでもジャニーズって呼んでる人がほとんど」といった声が漏れ聞こえてくる。