そのほか、『ラヴィット!』(TBS系)の麒麟・川島明(4位)や『ぽかぽか』(フジテレビ系)のハライチ・澤部佑(7位)など、やはり帯番組のMCを務めるタレントがランキングの上位を占めた。

 3位にはオードリー・春日俊彰。計測期間中に帯番組を持たず2,382番組に出演している。MCができるわけでは春日はコンビでのレギュラー以外はほとんどゲスト稼働であり、需要の高さを感じさせる数字だ。

 5位には同じくオードリーの若林正恭が2,273本でランクイン。こちらは『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)や『激レアさんを連れてきた。』(同)、今年3月に終了した『午前0時の森』(日本テレビ系)など、ピンでのレギュラーMC番組で数字を稼いでいる。

 8位と9位にはチョコレートプラネットの2人。10位にはバイきんぐの小峠英二がランクイン。

 20位までのうち、お笑い芸人以外では6位の林修(2,262本)、11位のTOKIO・国分太一(2,012本)、18位の池田美優(1,860本)。実に20人中17人がお笑い芸人である。今のテレビが、いかにお笑い芸人を起用したバラエティに依存しているかがわかる結果となった。

 ところで、バラエティの世界ではたびたび“天下”について語られている。ビートたけし、明石家さんま、タモリというBIG3の時代を経て、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるずが隆盛を誇った80~90年代。『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で一世を風靡したナインティナインもまた、天下を取った芸人と言えるだろう。