その一方で、「昔はワクワクしたけど、最近はオチが予想できる話ばかりでつまらない」「名作はたくさんあるけど、昔のばかり。このシリーズもネタ切れかなあ」とネガティブな声もかなり目立つ。

 なぜ、同シリーズは近年、こんなに「つまらなくなった」と言われるようになってしまったのだろうか? 若い頃に見た作品を面白く感じる“思い出補正”が生じている可能性も考えられるが、そのほかに、「最近、話が間延びしてる印象」「ダラダラと長くて、キレがない」という意見が多い点も気になる。

 同シリーズといえば、1990年~92年のレギュラー版を経て、以降は『特別編』を年に数回放送。約1時間のレギュラー時代は3エピソードを放送、そして約2時間10分ほどの『特別編』に移行してからは、5エピソードが長らく放送されてきた。

 しかし、2016年放送の『’16春の特別編』を境に、放送時間はそのままで、なぜか4エピソードに減少。その後、『’18秋の特別編』で5エピソードに戻ったものの、『’20夏の特別編』から現在までは4エピソードの構成がデフォルトになっている。

 要は実際に、レギュラー版や以前の『特別編』に比べて、最近は1エピソードあたりの時間が伸びているのだ。