しかし、ジュリー氏は現在も複数の旧ジャニーズ関連会社の代表にとどまっていることが判明。NHKは性加害問題の被害補償などに一定の進展があるまで、旧ジャニーズタレントの受け皿となったSTARTO ENTERTAINMENTの所属タレントの起用見送りを宣言しているが、5月22日の定例会見で問題点の一つとして「ジュリー氏がグループ会社の代表を続けていること」が挙げられた。

 SMILE-UP.側は「いずれも経営に携わっているということはありません」としているが、ジュリー氏が関連会社に残っている限り、NHKは旧会社および創業家の影響が新会社(STARTO社)に及んでいる可能性があると判断し、タレントの起用見送りを継続するだろう。

 そうした背景やタイミングを鑑みて、NHKの指摘を受けたことで、ジュリー氏が近く関連会社代表を退任する意向だと公表されたとみる向きがあるようだ。

 いずれにしても、関連会社からジュリー氏の名前が消えれば、旧ジャニーズ創業家の影響力はなくなっていくのではないかと期待できそうだ。