好きになった相手がバツイチだと、元パートナーとの生活がどんなものであったのか気になってしまうこともあるものです。

 遠藤加奈さん(仮名・37歳)は夫が元妻との思い出を大切に保管していることを知り、悲しい気持ちに。自分だけを見てほしくて、パートナーにとっては酷な行動に出てしまいました。

◆夫の自室で怪しいA4サイズの箱を発見

箱
※写真はイメージです(以下同)
 加奈さんは半年前、マッチングアプリで出会った幸久さん(仮名・42歳)と結婚。幸久さんはバツイチ。元妻とは金銭感覚の違いから、30代後半の頃に離婚していました。

「彼には小学3年生になる息子がひとりいて、数ヶ月に1回面会しています。そういう事情も全部含めて、この人と一緒になりたいと思ったんです」

 幸久さんは結婚当初、「また誰かと一緒に暮らせる日が来るなんて思わなかった」と佳奈さんとの新生活を心から喜んでくれました。そのため加奈さんは時折、子どものことなどで元妻から幸久さんに連絡が来ても嫉妬などせず、受け止めることができたと言います。

 ところが、結婚して3ヶ月後。読みたい本を借りようと夫の部屋に入ったところ、本棚の上にA4サイズほどの箱が。

「新生活を始める前、一緒に荷物を片付けていた時には見たことがなかった箱だったので、なんだろう……と思ったんです」