4月25日、木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)の第1話が放送された。平成のドラマシーンをけん引した俳優・木村拓哉が主演とあり、制作決定時から注目が集まっていた本作品。橋という巨大建造物だけでなく、事件の裏にある“陰謀”のスケール感に圧倒させられる内容だった。

 テレビ朝日開局65周年記念ドラマと銘打たれた『Believe-君にかける橋-』。主演に木村拓哉を起用していることから制作側の力の入れようがわかる。タイトル然り、木村演じる大手ゼネコン『帝和建設』の土木設計部部長・狩山が橋づくりに情熱を燃やす“熱き中高年”という設定から、『下町ロケット』(TBS系)のような社会派ヒューマンドラマを想像していた。しかし、事前に公開されたティザーPR動画では、狩山が刑務所の面会室らしき部屋にたたずみ、何かしらの事件に巻き込まれているシーンが映し出される。これまで木村が演じてきた役柄とかけ離れた“負の空気”がただよっていただけに、筆者はどのようなストーリーになるかいち視聴者として気をもんでいた。