◆いつもそこにある居場所

居場所がなかったミユキさんだから、居場所のない若年女性のために何かしたいという気持ちが強いのだろう。

「来年度の助成金が決まったので、私自身が活動する基盤をきちんと作りつつ、一軒家を借りたいと思っています。そしたら、いつでも誰でも来られるような居場所ができますからね」

<文/三浦ゆえ>

【三浦ゆえ】

編集者&ライター。出版社勤務を経て、独立。女性の性と生をテーマに取材、執筆を行うほか、『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(宋美玄著、ブックマン社)シリーズをはじめ、『50歳からの性教育』(村瀬幸浩ら著、河出書房新社)、『リエゾン-こどものこころ診療所- 凸凹のためのおとなのこころがまえ』(三木崇弘著、講談社)、『新生児科医・小児科医ふらいと先生の 子育て「これってほんと?」答えます』(西東社)などの編集協力を担当。著書に『となりのセックス』(主婦の友社)、『セックスペディアー平成女子性欲事典ー』(文藝春秋)がある。