シーン別のアットマークの使い方
アットマークの由来や意味を知ることができたところで、実際の使い方を知りたいですよね。知っているつもりでも間違っていたり、予想しなかった使い方が広まっていたりするかもしれません。
一般的な使い方と、SNS上などで独自に広まった使い方などを紹介します。
①ビジネス
一番間違えることができないシーンがビジネスですよね。万が一意味が分からないということがあっても困るでしょう。
会社など所属している団体を示す場合にも@は使用されます。
例えば「名前@会社名」や「名前@部署名」といった感じで、見れば「〇〇会社の○○さんだな」と簡単に伝えることができます。
ただ、@自体が言葉を略した記号ですし、ビジネスのシーンで必要以上に略式を使用するのは失礼にあたる可能性があります。
同僚同士でやりとりする社内メールなどでは問題ありませんが、取引先などの社外や目上の相手に対して使うことは避けましょう。
@を使わず「○○会社の○○です」というようにきちんと記載することをおすすめします。
また、メールなどの「返信記号」として使用されることもあります。日本では「>」を使用する場合が多いですが、海外では「@」を使用するようです。
②SNS
SNSでよく見かけるのはアカウント名に使用されていることではないでしょうか。「@○○」というように表記されます。
また、「@〇分(あと〇分)」という使い方や、「○○(目的など)@場所」といった使い方も主にSNS上で広がった使い方です。
限られた時間や表記枠の中で、素早く効率的に意思を伝える方法として、略式が使われることが多いですが、@もその一つのようです。
他にも本来の意味とは違った略式記号として使われること言葉や記号があることもSNSの特徴ですよね。
③単価
先にもお話ししましたが「@」は本来、単価を示すための記号として使われていました。今でも経理や簿記、会計といった金銭管理の現場で使われています。
@¥100とあれば「単価100円」ということで、3個@¥100=¥300とあれば「商品が3個で単価100円、小計は300円」という解釈をすることができるわけです。
本来の使い方として一番正しいものですので、忘れないようにしましょう。
④その他の使い方
この他にも、RPGの世界の中でプレイヤーを@で表したり、チャットなど時間に限りがあるシーンでは「なるほど」という意味で使用されたりするそうです。
普段、あまり見かけない部分では、化学式で内包を表す記号として使われますね。それぞれの分野で独自の使い方が生み出されているようなので、詳しく調べたらおもしろいかもしれませんね。