企業は「粘り強い」だけでは採用しない!!
「粘り強い性格」というのは仕事をする上でとてもいい面もあるものです。
しかし、粘り強いだけを前面に出した自己PRでは企業の方は採用しなくなってきています。
というのは、やはり近年、仕事というのはチームワークが必要になるものが増えています。
1人の頑張りだけで何とかなるようなものではなくなってきているからです。
そうすると、自分の力だけで粘り強くやり遂げる、という意味が強い「粘り強い性格」というのは却って、協調性がなく、チームワークには向かない人だと思われてしまうかもしれません。
粘り強いことはとてもいい長所ですが、いったいこの仕事ではどんな風にこの粘り強さが活かされるのか、そんなことを考えながらアピールすることが大切になってくるのではないでしょうか。
こんな「粘り強い」は企業はいらない!!
自分の粘り強さをアピールするときに、「幼稚園からずっと○○を続けてきて、大学ではこんな成績を残しました」ということを挙げる人がいます。
確かに子供の頃から1つのことを続けてきて、最終的に大学のレベルで結果を残せるまで極めることができた、ということは評価するべきことでしょう。
しかし、この点はあまり採用担当者は評価しないことを覚えておいてください。
小さなころから同じ習い事を続けられる人っていうのはあまりいませんよね。
ほとんどの人が途中で嫌になるか、受験などを理由にやめてしまうものです。
どうして長年続けることができたのかというと、一番の理由は、粘り強い性格だったからではなく、そのことが好きだったから続けられた、という面が強くあります。
好きなことが続けられるのは当たり前です。
しかし、仕事は好きではない嫌なこともしなくてはいけません。
企業の採用担当者が求める粘り強さの意味は、嫌いなことでも続けられる粘り強さなのです。
この点を考えながら自己PRを練るようにしましょう。
自己PRに「粘り強い」と書くときに必要な要素
自己PRに「粘り強い」をどうしても使いたいときには、必ず入れた方がいい要素というものがあります。
この要素がなくては、採用担当者を納得させることはできませんし、この要素を入れて面接に臨んできたライバルには決して勝つことができません。
まず「私は粘り強い性格です」と一言だけ言うのはNGです。
粘り強さをアピールするときに必要になるのは、具体的なエピソードです。
それも「ずっと○○を続けてきました」といったぼんやりとしたエピソードでは意味がありません。
もっと具体性の強いエピソードが必要になります。
粘り強さをアピールしたいときには、
・粘り強さによって克服できた出来事
・その出来事にはどんな問題があったのか
・その問題を克服するためにどんな工夫をしたのか
・その時に粘り強さはどこで発揮されたのか
このような具体的なエピソードにすると、粘り強さの意味を相手にしっかりとアピールすることができます。
「粘り強い」も自己PRでは使いよう!!
自己PRをする時には、どんなキーワードでも同じだと思いますが、使い方によって採用にもつながることもありますし、使い方を間違えたら致命傷になってしまうかもしれません。
とにかく「粘り強い」というのは部活などをやり遂げてきた人が多くアピールポイントに挙げるキーワードなので、ライバルが多いとも言えるでしょう。
そんな中でライバルと少しでも差をつけていい自己PRにするのには、どれだけ自分の経験を具体的に語ることができるのか、ということにかかってきています。
しっかりと自己分析や企業分析をして、自分のことを100%伝えられる自己PRを作ってください!!
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