井口はテレビが限界を迎えても最後までテレビに出たいといい、「縦横のつながり」こそ楽しい、最高に楽しいと井口なりのモチベーションを明かした。
また、「芸人はインフルエンサーを腐す傾向がある」というのんのんの言葉を受けて、井口は「ネタを持っている強さ」を語る。同じイベントで人気YouTuberと芸人が共演した際のエピソードとして、最初はYouTuberのほうが盛り上がるが、30分たてば「圧倒的に芸人が勝つ」という現実を披露すると、久保田は元雨上がり決死隊で現在はYouTuberとして活動している宮迫博之のエピソードとして「(収録現場に)行ったときに人がいないから気持ちが上がらへんって」という現場の空気感や環境の違いから、テレビの魅力を語った。
冷静かつ客観的、芸人とYouTuber双方への敬意があり、極めてフェアな立ち位置をキープ。
繰り返しになるが、この2人のキャスティングでこういう番組になるとは予想できなかったし、2人のこうした面が披露される番組がテレビの地上波で放送されていることこそ、今のテレビの懐の深さだと感じる回だった。
(文=新越谷ノリヲ)