数日後には、米メディアも「ドジャースが日本テレビとフジテレビのメディア資格を取り消した」と報じ、出禁処分が事実である可能性が極めて高くなった。この騒動については、ネット上で「いくら大谷でも出禁処分はやり過ぎ」といった意見もある。だが、大谷には激怒するだけの理由があったようだ。
新居の報道があった後、大谷が購入した豪邸の周りには観光客が集まるようになったといい、多くの人が「大谷の自宅がここにある」と認識するようになってしまった。アメリカでは、セレブ宅をターゲットにした空き巣事件が多発しており、メジャーリーガーも狙われている。大谷は世界屈指の「高給取り」であり、新居がこれだけ大々的に報じられてしまえば、窃盗団などの標的にされる可能性が高まる。
昨年、ドジャースだけでもフレディ・フリーマンら複数の選手が窃盗の被害に遭っており、大谷に背番号「17」を譲ったジョー・ケリーは「どこでも好きな場所に住めるが、自分の住まいを決して他人に知られないこと。空き巣に入られるかもしれないから」「年に1回は、車や家が狙われる危険にさらされる可能性がある」と大谷に助言していた。
大谷は遠征などで家を空けることも多いだろうが、自宅に残った真美子夫人が一人でいる時に犯罪者たちが押し入ってくるような最悪の事態も危惧される。また、米国では人気犬種のペット犬が連れ去られる事件が増加しており、大谷の愛犬デコピンに危険が及ぶ恐れもある。