また、なにわ男子が8月28日に7thシングル「コイスルヒカリ」をリリースするが、同日に人気沸騰中の11人組ガールズグループ「ME:I」が2ndシングル「Hi-Five」を発売することが決まっており、こちらもオリコン1位をめぐる激しい売上バトルになると予想されている。

 さらに、10月には先述のJO1とSKE48の売上バトルが予定されていることから、ネット上で「ファンを競わせて売上を伸ばす戦略なのでは」と勘繰る向きがあるようだ。

 かつては連続1位などの記録が途絶えないように、レコード会社同士が話し合い、有力アーティストの新譜発売日が重ならないように調整していたといわれているが、少なくともアイドル系に関してはそうした慣例がなくなった可能性がありそうだ。これに対しては「売上対決が頻発したらファンが疲弊してしまう」と危惧する声も上がっている。

 実際にアイドル系の有力グループ同士をぶつけることで売上が爆発的に伸びたという実例もあり、今後は良くも悪くも「推しに1位をプレゼントしたい」というファン心理を突いた音楽界の新戦略として定着していくのかもしれない。