出産や子どもの進学など様々なライフイベントによって転職を考えることが多いワーママ。今この記事を読んでいるあなたもその一人ではないでしょうか?
そんな転職を考えた時に必ず目にする「転職エージェント」の広告。興味はあるけれど良く知らない人に転職相談をすることに躊躇している方もいるでしょう。しかしある社会学の調査から、自分と異なる集団に属する人との繋がりは、望ましい転職結果を生み出すという結果が報告されています。
そこで本日は、転職エージェントを使うメリット・デメリットから、転職エージェントを使うべきワーママの特徴、ワーママにおすすめの転職エージェントをご紹介します。
1.ワーママが転職エージェントを使う5つのメリット
転職を考えた時に、転職先を探す方法として
- 転職サイトで求人を探す
- 知人に職場を紹介してもらう
- 求人情報誌を活用する
など様々な方法があると思います。その中でも転職エージェントを利用するメリットをご紹介します。
(1)条件交渉をしてもらえる
雇われる側として、年収や働き方の条件を企業側に直接交渉するのはハードルが高い…。そんな時に、転職エージェントを利用していると、言い出しにくい条件交渉をキャリアアドバイザーに代行してもらうことが可能です。交渉が成立する保証はありませんが、どうしても譲れない条件等がある場合はキャリアアドバイザーに相談するのが得策です。
(2)業界や企業の内部情報が知れる
求人サイトや求人情報誌には、自社の良い面やアピールしたいポイントしか書かれていません。それらを全て鵜呑みに転職したら、実は書いていた情報と違った…なんてこともしばしば。その点、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業の人事部や現場の担当者と密に連絡を取っているため、企業の内部情報や職場環境を詳しく抑えています。リアルな会社情報を転職前から知り、転職後のミスマッチを減らすことができます。
(3)履歴書添削や面接対策等のサポートがある
利用する転職エージェントによっては書類添削や面接練習のサポートを無料で行ってくれるサービスがあります。ワーママの転職は、子どもを持たない女性に比べ難易度が高いと言われているため、書類や面接の通過率を上げるためにも必ず利用すべきサービスの1つです。転職のプロであるキャリアアドバイザーのアドバイスを借りて、効率よく内定をゲットしましょう。
(4)非公開求人を知れる
求人サービスには、「非公開求人」と呼ばれるサイト内には掲載されていない求人募集があります。非公開求人には、大手企業や幹部クラスの求人など多種多様な求人があるにもかかわらず、一般向けに募集していないため採用倍率が低く、好条件の求人が多い傾向にあります。このような優良求人を知りたい方は転職エージェントの理由が必須となります。
(5)女性のエージェントからアドバイスをもらえる
利用する転職エージェントによっては、キャリアアドバイザーを自分で選択できる場合があります。同じ女性のエージェントであれば、女性のライフイベントやワーママの大変さをより理解してもらいやすく、同じ働く女性の視点から転職先を紹介してもらえる可能性が高くなります。
2.ワーママが転職エージェントを使う4つのデメリット
(1)子どもがいると紹介求人数が限られるケースがある
転職エージェントを利用した人の中には、「子どもがいる」という理由で求人をあまり紹介されなかったケースも。企業の中には、仕事を第一優先にできる社員を求めているケースもあるため、バリバリ働く社風の企業を多く扱う転職エージェントでは、紹介される求人数が限られる場合があります。
(2)エージェントとの連絡に時間を取られる
転職エージェントでは、転職サイトのように自分で転職先を見つけて比較する必要がない分、エージェントと面談を行ったり、面接練習を行ったりと頻繁に連絡を取る必要があります。また、キャリアアドバイザーの中には、早く転職先を決めてもらうために頻繁に連絡してくる人も。自分一人で転職活動を進められないため、マイペースに転職先を見つけたいワーママからすると、キャリアアドバイザーとのやり取りが煩わしく感じることがあります。
(3)希望に沿わない求人を紹介されるケースがある
キャリアアドバイザーは、面談を行って応募者の希望や譲れない条件を聞きながら、応募者に合った求人を紹介してくれることがほとんどです。しかし、キャリアアドバイザーは応募者の転職を成功させるため、希望条件に合った会社よりも、転職が成功する可能性が高い企業を勧めてくる傾向にあります。また、悪質なケースだと、希望に沿わなくても転職が成功した際の報酬が高い起業を勧めてくることも。勧められた企業は自分で十分に吟味し、丁寧に断ることが自身の転職成功に繋がります。
(4)エージェントとの相性により転職活動が左右される
キャリアアドバイザーの質は担当者によって人それぞれ。親身になって転職先を紹介してくれる方もいれば、自分のキャリアアドバイザーとしての成果を上げることを目的とする方もいます。ほとんどの転職エージェントでは、相性が悪いと思った場合キャリアアドバイザーを変更することが可能です。どうしても合わないと思った場合は、キャリアアドバイザーの変更もしくは、他の転職エージェントを利用してみると良いでしょう。