◆最終的な目的地は、自由律俳句人口の増加

鼻を食べる時間インタビュー
――今後もエロ自由律俳句は続けていきたいですか?

加賀:はい。でも、最終的にはみんな自由律俳句の方に進んでもらいたいというのが本音です。

 エロ自由律俳句をきっかけにもっと詠み人が増えてくれたら嬉しいですね。

――最終的な目的地は、加賀少年にも多大なる影響を与えた、自由律俳句人口の増加ということですね。

加賀:競技人口が圧倒的に少ない分野ですし、エロを受け入れられる人もごく少ないとは思います。

 それでも僕みたいな人がエロ自由律俳句に触れて「それ、それ!僕も書きたいやつ!」と思って始めてくれることが一番の理想なんです。

 同時にここからかが屋のネタも見てもらえるようになれば、と。

 実際にエロ自由律俳句からかが屋のコントに流れついた子もいるらしいんですよ。

――ちなみに、相方の賀屋(壮也)さんは本を読んでくれましたか?

加賀:「よかったよー」とは言ってくれました。

 でも、前に別の自由律俳句の本を渡した時と全く同じリアクションだったので、本音はどうなのかわかりません(笑)

――では、エロ自由律俳句に興味を持った方にメッセージをお願いします。

加賀:最初は「これは間違ってる」「うまくない」と思うかもしれませんが、とりあえず詠んで発表してみてください。

 自由律俳句は「それ正解」と言ってくれる人が必ずいるので、どんどん詠んでいきましょう。僕も絶対に「いいね!」っていいますよ!

――ありがとうございました!

<文・写真/もちづき千代子>

【もちづき千代子】

フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama