◆流されないようにする、受け入れたくないものは受け流す

永山瑛太さん
――では、日々仕事をする上で大切にしていることはありますか?

永山:切り替えですかね。とあるシーンで、どういうアプローチをしようかと自分が準備していたとしても、監督の演出が違っていたら、そこで気持ちを切り替えないといけない。仕事をしてるともちろん、みんながみんな同じ感覚ではないですから。

なので、流されないようにする、受け入れたくないものはすぐに受け流す。この切り替えのスピードがけっこう大事だなと思います。

――今作のみならず出演作が途切れず続いていてお仕事は順調だと思いますが、その一方でご自身が思う今の課題や、克服したいこと、気にしてることはありますか?

永山:昨日、ちょうどひとつの作品が終わったので、今は次の作品の役のことを考えたりしていますね。そして、家に帰ったら父親に切り替わっています。

課題は、やはり健康でしょうか。体が健康であれば、精神的に思いっ切り崩れたり、周りのことで影響を受けたりするのを減らせる気がするんですよね。ネガティブなニュースなどでいやな気持ちになったりもしますが、基本的には最低限のことを捉えていけばよくて、深掘りしないことも大事だなと思います。