◆ADHDの困りごと対策のコツ

スマホをしまう女性
※イメージです(以下、同じ)
――ADHDの困りごとの対策として、普段からやっていることはありますか?

はなゆい:私はADHDの特性の1つである「衝動性」があるので、「やりたい」と思ったことを衝動的にやって失敗することがあります。それを止めるために実践している方法があります。

私の場合は、衝動が起きているときに頭の中で、「その行為をしている自分」を想像しているんです。想像することで、「やりたい!」という気持ちが強くなり自分を止められなくなるのだと思います。だから、逆に「衝動を止めている自分」を想像すると、止められる可能性が高いということに気づきました。

例えば、仕事があるのに「スマホを見たい」という気持ちが止められない場合は、「スマホを見ずに仕事をしている自分」を頭の中でイメージすると止められることが多いです。

――ADHDの「過集中(やりたいと感じたことをやり続けてしまうこと)」の対策としては、どんな対策が最も効果がありましたか?

はなゆい:のめり込んではいけないときに、「自分は夢中になるとやめられなくなる体質である」と認識することが一番効果があります。慎重になるというか、「気をつけろ~気をつけろ~」と言いながらグラグラする橋を渡っているような感覚です。心の中で念じる時もありますが、家では声に出して言ってます。