オードリー・ヘップバーンとタバコの関係
映画「ティファニーで朝食を」内で、オードリー・ヘップバーンが細長いキセルを口にくわえている姿が印象的だったという方もいるでしょう。オードリー・ヘップバーンは実はヘビースモーカーだったことで知られています。
「ケント」という銘柄のタバコを好んで吸っており、一本吸い終わるとまた次のを吸い始めるというチェーンスモーカーとして有名でした。その美しい容姿から、ヘビースモーカーという一面が意外です。
オードリー・ヘップバーンの死因
オードリー・ヘップバーンは1993年1月20日に63歳で亡くなっています。その早すぎる死に、世界中のファンが嘆き悲しみました。彼女の死因や晩年の健康状態に焦点を当ててみましょう。
死因は「腹膜偽粘液腫」
オードリー・ヘップバーンは100万人に1.5人の確率で発症するという珍しいガン「腹膜偽粘液腫」で亡くなっています。このガンは、腹部の臓器に粘膜を出す腫瘍細胞が付着し、巨大化した後に破裂することにより、腹腔内に腫瘍細胞を飛び散らしてしまうという恐ろしい病気です。
放置すると腸閉塞を起こして栄養失調に陥ることもあり、実際にオードリー・ヘップバーンも腸閉塞を患った上に余命宣告を受けています。
検査を受けたときには全身転移していた
オードリー・ヘップバーンは1992年9月末に、ソマリア視察中に体調の異変に気が付きます。スイスの自宅へ戻った後、腹痛を訴え、同年10月に精密検査を受けると、悪性腫瘍が虫垂や小腸へ転移していることが判明したのです。