◆職場の駐車場でボロボロの状態だった子猫を保護
2023年8月、仕事終わりの飼い主さんは職場の駐車場で、ガリガリの子猫を発見。鳴きながらヨロヨロと近寄ってきたその子猫は油か泥のようなもので体が黒く汚れており、ボロボロの状態でした。
子猫は弱っていたからか、すんなり片手で拾い上げることができたそう。見過ごせなかった飼い主さんは職場でダンボールを確保し、自宅へ連れ帰りました。
体重は、わずか310g。帰宅途中の車内で元気がなくなってしまった子猫を心配し、飼い主さんはこれまでの育猫経験から応急処置として、ガムシロップを歯茎に塗り込むことに。
「生後4週ほどであったことや、とても痩せていて食事が摂れていないことが推定され低血糖ではないかと思ったからです」
加えて、保温マットも用意。子猫の体を温めました。すると、その日の夜、子猫は少し元気を取り戻し、自力で食事ができるように。
お腹がパンパンになるまで「ちゅーる」やキャットフードを食べる姿からは、生きようとする意志が伝わってきました。