2DKのレイアウトを実例解説!家具やインテリアの配置は?
次は2DKのお部屋のレイアウトを実例を交えて解説していきましょう!
限られたスペースの2DKの空間を最大限に活用するためには、家具やインテリアの配置をじっくり考える必要があります。
素敵な部屋のアイデアを参考にして、ぜひ自分の部屋のレイアウトも考えてみましょう♪
実例1【和室】団地あるある!畳は和モダンに楽しむ♪
団地によく見られるのが、6帖のダイニングキッチンの横に、6帖の和室があるレイアウト。
1980年代に人気だった団地は、キッチンとリビングが分かれた間取りが多く、和室と洋室が両方あるタイプが主流でした。
ただ、今風の家具と団地の和室の相性がいまいちで、キッチンと部屋とのインテリア配置バランスがつかめない…という悩みもあるようです。
リフォームやリノベーションが難しいのなら、和室ならではの畳テイストを上手に活かすようにしましょう。
そのためには、無理にインテリアを置くよりは、ローテーブルや和柄クッションを置くなど、最低限の物だけを置くようにするといいでしょう。一気にリラックス感が増します。
また、和室にベッドを置く場合は、四つ足のベッドではなく、直接畳に置くフロアタイプにすると、畳が傷みにくくなります。
さらに、団地の和室に付き物なのが押し入れです。押し入れを有効活用すると、非常に広々としたスペースが使えるようになります。
一番いいのは収納スペースにすることですが、押し入れ内部に壁紙を貼り、高さのあった椅子を用意すれば、ワークスペースにもなります。
同じような発想で、ダイニングカウンターのようにアレンジすることだってできます。奥行きのある下段スペースには、趣味のグッズや子供用のおもちゃを収納することもできますよ!
実例2【部屋の色を統一】ポイントは明るい色!
団地でもマンションでも、2DKはそれぞれの部屋やダイニングがどうしても狭く感じるため、広めに見せる工夫が必要です。
そこで、壁やフローリング、家具やインテリアを明るい色で統一するようにしましょう。
白やスカイブルー、ベージュ、木目調などの明るい色がおすすめです。同じ色やテイストのインテリアをそろえることで、ずいぶんとスッキリした印象になるでしょう。
これらのナチュラルテイストなインテリアは、自然と部屋に解放感をもたらします。
また、解放感とはまた違った持ち味になりますが、黒やダーク色で、部屋にシックなテーマを与えるのも一興です。一人暮らしならぜひ試してみましょう。
大人のリラックス空間にしたい、創作活動をする上でのインスピレーションを得たいなど、目的に合わせて部屋の色を統一してみましょう。
明るい色とは異なる、空間の広さが味わえることでしょう。
実例3【絵や写真を飾る】小さいものでOK◎
部屋やリビングを広くみせるためには、色やインテリアのテイストを統一することも大切ですが、それだけでは少し物寂しい印象があるのも事実。
そんな時は、絵や写真を飾ってみましょう。壁に貼りつけなくても、棚に置くだけでも、十分風景に溶け込み、かつ広い空間が意識できます。
団地や賃貸で壁に画びょうが挿せない、クイが打てないといった場合は、市販のカーテンレールを取り付けたり、壁際に収納棚を並べたりすれば、絵や写真を飾ることができます。
ただし、壁一面・棚一面に広がるような絵や写真を置くのはおすすめしません。その大きさが、部屋全体に窮屈さを与えてしまうことになり兼ねません。何もない空白のスペースとのバランスを大切にしましょう。
実例4【仕切りを作る】布やパーテーションで動かせる仕切りを!
一人暮らしで2DKを好きなように使えるならともかく、カップルや子供連れの家族となると、それぞれのプライベート空間をいかに作るかが課題になってきます。
団地でもアパートでも、簡単にプライベート空間を作れるので人気なのが仕切り。
仕切りと言っても、部屋をしっかり仕切るパーテーションから、家具やインテリアを利用して仕切るなど、やり方は様々です。
キッチンとリビングの間に、ソファやリビングテーブルをドンと置く、本棚やクローゼット、背面のないブックシェルフを利用してスペース分けできるし、カーテンや布を垂らすことでも、簡単に個室のような空間を作ることができます。
布であれば、団地でもアパートでも、壁紙やインテリアのテイストに合わせて、手軽にアレンジできるのでおすすめです。
実例5【背の高い家具は壁際】真ん中のスペースを空けることを意識!
人間でもそうですが、背の高いものはひときわ目を引きます。部屋に統一感を出し、かつ広々と見せるためには、背の高い家具を部屋の真ん中に置いてはいけないのです。
その家具があえて目立たせたいものであるのならいいですが、普通は背の高い家具がデンと居座っていると、部屋全体が窮屈に感じてしまいます。
というわけで、背の高い家具は壁際に設置するようにしましょう。「壁際に置くのは難しい…」というのであれば、仕切りのように配置する工夫をしましょう。
仕切りのように作ることで、もうひとつ部屋を作ることができるというメリットもあります。一人暮らしでも作業スペースとリラックススペースを分けるのに、ちょうどいいかもしれませんよ。
実例6【圧迫感のない家具】視界が広がるようにする♪
6帖ほどの決して広くはない団地やアパートの部屋に、背の高い食器棚や本棚、大サイズのソファがドンと置かれていたらどう思いますか?「狭苦しいな…」と感じるのではないでしょうか。
大人の目線より背の高い家具は、たとえ壁にぴったりくっつけて配置したとしても、どうしても部屋が狭く見せてしまうのです。
それほど広くないスペースを有効利用するなら、大人の目線と同じくらい、もしくは少し低いくらいのロータイプ家具を使うことが必要です。
ソファの背もたれを低くする、ダイニングチェアをベンチタイプにするなど、視線が流れやすい家具を重点的にロータイプに変えるだけで、ずいぶん視界が変わって見えます。
広々とした印象をあたえたい部屋には、圧迫感を与える背の高い家具を置かず、視界が広がるようにしましょう。
実例7【リビングとキッチンをつなげる】部屋をつなげて大きなリビングダイニングに♪
団地や和室タイプの部屋の2DKの人におすすめなのが、リビングとダイニングキッチンをつなげることです。
ふすまや扉を外して、ズドーンと突き抜けた空間は、全体のインテリア配置をコンパクトに見せながら、それぞれのインテリアが目につきやすく、おしゃれな印象になります。
「来客があった時だけはリビングを隠しておきたい」「普段はふすまや扉を外して、リビングを広々と使いたい」という場合にも、臨機応変に使い分けることができます。
また、キッチンで何か用事をしていても、子供から目を離さなくて済むのも大きなメリット。子供も広い空間で遊ばせることができますよ♪
実例8【ダイニングテーブルは小さく】折り畳み可能の机や椅子を活用!
2DKの間取りでは、ダイニングキッチンはメインルームと言えます。
昔の団地やアパートの2DKは、ダイニングキッチンが玄関からすぐの位置にあり、サイズ感も小さいタイプのものが多く、使い勝手が悪いケースも多々見られます。
でも、食器棚や冷蔵庫など、ダイニングには置くべきものがたくさん。そこで一工夫すべきなのが、ダイニングテーブルを小さめサイズのものに設定することです。
ダイニングキッチンの真ん中に置くなら、角型テーブルよりは、ラウンド型テーブルがおすすめです。壁際に配置するなら、使用しない時にはたたんでおける、バタフライテーブルがおすすめです。
椅子は一人暮らしなら2脚、家族といっしょなら家族の人数分用意しておくといいでしょう。
実例9【白を上手に取り入れる】全体を白で統一!アクセントでおしゃれに◎
一人暮らしでも、家族や子供といっしょでも、インテリアをコーディネートする際には、おしゃれに見せたいがために、ついつい派手めの色を選んでしまうことが多いと思います。
赤やピンクなどのビビッドカラーは、たくさん使うとインパクトが際立ってしまい、部屋から落ち着きを奪い、窮屈感を与えてしまいます。
広々とした解放感あふれる部屋作りをするなら、ビビッドカラーは抑えて、ホワイトをメインカラーとして、全体的に清涼感を出すようにしましょう。
壁、フローリング、家具、カーテンすべてをホワイトにまとめ、随所にアクセントとなるカラーをひとつ、ふたつ取り入れるようにしましょう。
たとえば、観葉植物で緑、ラグやクッションに黄色を取り入れると、部屋全体がグッと締まり、センスのよさを感じさせてくれます。
実例10【子供部屋は明るい色に】別空間にすると、子供も楽しめる♪
子供が遊ぶ専用スペースを作るなら、赤や青など、はっきりした色の家具やおもちゃを取り入れてあげるといいでしょう。
壁やインテリアが白基調であっても、子供のスペースだけビビッドカラーだと、子供が十分に楽しめる空間が出来上がります。
ただし、異なるビビッドカラーを取り入れる場合は、3色までと決めておきましょう。それ以上になると、ごたごたした感じになってしまいます。