◆なかなか魅力が伝わらない“大人の猫たち”
また、梅本さんは人だけでなく、里親との出会いを待つ猫たちにとっても店内での暮らしが居心地のいいものになるよう、工夫がされています。猫のための家づくりやリフォームを数多く手がける不動産屋「ねこ大家」に工事監理をしてもらい、キャットステップやキャットウォークを設置しました。
「おもちゃを使って存分に遊べるよう、フロア自体も広くなっています」
現在(※2024年3月取材時)、お店で新しい縁を待つのは11匹の成猫たち。梅本さんは動物保護活動に携わる中で、譲渡会に参加しても緊張から、なかなか本来の魅力が伝わらない大人猫の現状に心を痛め、譲渡を推進したいと考えるようになりました。
「譲渡可能な成猫がいる保護団体や個人で保護活動をされている方から譲渡可能な成猫を受け入れ、負担を減らしたいとも考えています。現在、お店には1歳未満の子はいません」