しかし、アメリカで死亡事故が起きていることからも分かるように、激辛料理は身体への負担が大きい。特に、未成年は身体が未発達で大人よりも粘膜や免疫機能などが弱く、影響が顕著に出やすいといわれている。

 これを受けて、ネット上では「異常なレベルの激辛料理をタレントに食べさせて面白がっているテレビ番組は問題ある」「激辛だけじゃなく大食いもそうだけど、無理して食べる企画はやめるべき」といった意見があがっている。

 その一方で「テレビの影響があるにしても、箱に注意書きがあったのなら本人(子どもなら保護者)の自己責任では」「何でもかんでもテレビの責任にしたら、何も放送できなくなる」といった擁護のコメントもあり、賛否両論となっているようだ。

 かつてテレビ界ではフードバトル系の大食い競技番組が流行していたが、2002年に番組をマネして早食い競争したことで起きたとみられる未成年の死亡事故があり、それを機に同系統の番組が激減したことがあった。今後の世論の動きによっては、激辛チャレンジ企画も同じような道をたどる可能性がありそうだ。