そんな中、エジプト出身のタレント・フィフィの指摘をきっかけに議論が巻き起こった。

 フィフィは16日付の自身のSNSで、今回の事件について「アメリカでは激辛ポテトチップを食べて亡くなった若者もいます。激辛を食べて競うような番組やそうした内容の動画の影響もあるかと…」とコメント。

 昨年9月にアメリカで14歳の少年が激辛のトルティーヤチップスを食べた後に亡くなり、検視当局が「カプサイシンの多量摂取が原因で心臓発作が起きた」と断定した事件を踏まえた上で、無理に激辛料理を食べるようなテレビ番組や動画に若者たちが影響されているのではないかと推察した。

 現在、テレビ界では『有吉ゼミ』(日本テレビ系)を筆頭に「激辛チャレンジ」がバラエティの定番企画のひとつになっている。大量のトウガラシなどを使った激辛グルメにタレントたちが挑み、汗や涙を流してヒーヒー言いながら完食を目指すというものだ。

 鈴木亜美のように激辛好きで仕事を増やしたタレントもおり、テレビをマネして激辛料理を食べまくるYouTuberらも多数出現するなど、激辛グルメは一過性のブームではない盛り上がりとなっている。