ペットショップに並ぶ、無垢な瞳のかわいい子犬たち。しかし、この裏には「繁殖犬」という存在があります。
人間の商売のために望まない出産を何度も強いられた挙げ句、出産ができなくなった後は「あなたの仕事は終わった」とばかりに放置。満足な世話を受けることなく、何の愛情も感じぬまま過酷な晩年を送るワンちゃんも少なくありません。
長崎県の繁殖場から2024年5月に保護されることになった1匹のメスのシーズーも、そんな過酷な犬生を強いられていた元繁殖犬です。
複数回の妊娠・出産を繰り返していたメスのシーズー。ボランティアさんが保護した際、このシーズーはボロボロの毛並みで舌を出しながら思いっきり尻尾を振って、笑顔を見せてくれました。
しかし、その動作が少し変。後ろ脚を「ヨイショ、ヨイショ」と引きずるようにしながら移動します。