寒くなってくると気になるのが“冷え”ですよね。 冷えは万病のもとといわれているから温活をしなきゃいけないのは分かっている…でも、忙しくてなかなか自分に手をかけてあげられない…というのが正直なところではないでしょうか? そこで今回は薬膳のプロが忙しくてもこれだけは意識して!という3つの習慣をご紹介します。
1.特別な時以外は温かいものを口にする!と自分と約束する
突然ですが、あなたが普段口にしているものは冷たいものが多いですか?温かいものが多いですか?もし冷たいものが多いならばまずはその習慣を見直しましょう。
と、いうのも中医学(中国伝統医学)の世界では、食べ物を栄養に変えて全身に届けてくれる臓腑を脾(ひ)といいますが、この脾は冷たいものがとても苦手。冷たいものを飲んだり食べたりしていると脾が弱まりせっかく食事に気を付けても栄養に変わりにくいため、身体も冷えやすくなるのです。
特に、ビールやアイスコーヒーは冷やす性質なうえに温度も冷たいので冬は極力飲むのを控えてほしいところ。お酒を飲むなら体を温める作用である焼酎のお湯割りや熱燗に。アイスコーヒーはホットコーヒーをチョイスしましょう。できれば体を温める作用である紅茶やジャスミン茶に変えてあげるとさらにGood。
飲み物は口にする機会が特に多いので、気を配ってあげると脾の働きも高まりますよ。
2.生姜・ねぎ・ニラの温め食材をストック!
食材の買い出しの時に「何を食べよう?」そう思ったら身体の内側からポカポカと温める食材を買いましょう。
筆者のオススメは生姜、ねぎ、ニラの3つ。
身体を温めることで有名な生姜は特にお腹を温めてくれます。また、発汗作用があるので風邪かも?と思った時にすりおろした生姜を紅茶にいれて飲むと◎。
ニラとねぎには、身体の熱となるものを補う働きがあるので冷えやすい体質の方にはマストな食材!
この3つをストックして日々の食事に摂り入れましょう。特に帰宅したときに寒気を感じる時はこれらの温め食材を使ってお鍋やスープを作り芯から温めて。