◆恋人の家に少女が。焦りを隠して場をやり過ごす、有村演じる
弥生が年下の恋人・月岡夏(目黒蓮)の部屋を訪ねると、少女・海(泉谷星奈)がいた。様々な可能性が弥生の頭のなかを瞬時に駆け巡ったことであろう。
でもさすが年上、焦りを隠し、「じゃああとで聞くよ」「大丈夫大丈夫」と流し、「お姉ちゃんの遊び相手してもらっていい?」と少女の自尊心をうまくくすぐり、その場をやり過ごす。
「お姉ちゃんが遊んであげる」とか「お姉ちゃんと遊ぼう」とかいう上目線ではなく「遊び相手してもらってもいい?」と下手に出るとはコミュニケーション能力がお高い。結果、(遊んでもらって)「癒やされた」と満足げな弥生。
やがて、夏から連絡をもらった祖母・朱音が迎えに来て海は帰っていく。ちなみに海のやけに感情に溢れた表現力豊かな黒めの割合の高い瞳は、大竹しのぶに似ている。隔世遺伝設定だろうか。
海が帰ったあとも詰問することなく平静な弥生に、夏は海が自分と昔の恋人で、先日亡くなった南雲水季(古川琴音)の子供であることを明かす。