【つぼ八】買収されリスタート、114店舗まで減少
1973年に北海道札幌市で創業した居酒屋チェーン「つぼ八」。その後、全国展開を行った同チェーンは、「村さ来」「養老乃瀧」とともに“居酒屋御三家”と呼ばれるほどの隆盛を見せていました。
しかし、1987年に起きた創業者である石井誠二氏が追放される社内問題などで経営が迷走。くわえて、2000年代以降は同チェーンよりも価格帯の安い競合チェーンが多く現れたことなどで、苦境に立たされることになりました。
その後、勢いを失った同チェーンは2018年に酒屋チェーン「やまや」と、その連結子会社である居酒屋チェーン「チムニー」により買収され、リスタートを切っています。同年にこの買収を報じた「東洋経済オンライン」の記事によれば、最盛期の2000年には全国550店舗あったという「つぼ八」の店舗数は、現在は国内114店舗(公式サイトによる)と、5分の1程度まで減少。
すっかり見かけなくなった同チェーンは、今どうなっているのか……。そんな疑問を持った筆者は、気軽に味を確かめることが可能なランチが実施されている店舗を訪れ、その実力を測ることにしました。