歴史がわかる! 佐賀側の「諸富鉄橋展望公園」
佐賀側の橋のたもとには、 諸富鉄橋展望公園 があります。かつて鉄道が走っていた時の名残が見られます。写真にあるモニュメントは新しく作り直されたものだとは思いますが、「ここに鉄道が走っていたんだよ」という、わかりやすいモニュメントですね。
また、かつてのこの界隈の歴史も展示されています。佐賀は、物を運ぶ鉄道だけではなく、人を運ぶ 馬車鉄道 も盛んだったのですね。
また、当時は鉄道を使う以外にも、筑後川を渡るための 渡し船 も繁盛していたようです。
不老不死の薬を求めて来た「徐福」
ここで、一つの銅像が目立っています。このお方は、はるか昔、中国の秦の始皇帝から 「不老不死の薬を探せ」 という任務のため、日本へ渡来した徐福 さま。
佐賀市内を中心に、さまざまな徐福さまにまつわる伝説が残っており、そこのことも詳細に表示されています。
道の駅 ではなく 「橋の駅 ドロンパ」
筑後川昇開橋 の佐賀側からの入口には、「橋の駅 ドロンパ」 があります。「道の駅」ではありません。「橋の駅」です。なかなか粋なネーミングです。
筑後川昇開橋 を観に車で来られる方は、ここの駐車場に車を停めるのがベストかと思います。もちろん駐車料は無料。店内には佐賀の美味しい名産品が売られているので、物色も楽しめます。
家具の街でもある福岡側 大川にある「筑後川昇開橋展望公園」
佐賀側の「諸富鉄橋展望公園」の反対側、すなわち福岡側のたもとにも 「筑後川昇開橋展望公園」があります。ここは、かつての佐賀線の 筑後若津駅'' がありました。その様子がわかるようなモニュメントも色々あります。
また、ここは 大川市 。大川と言えば 家具作りで有名! 19世紀ごろから家具作りが盛んになったと言いますが、当時の材料は主に木材。その木材を運ぶのに、筑後川を走る船が大いに役立ったそうです。
筑後川昇開橋展望公園 のすぐ下には、大川家具 がアンテナショップも開いているので、こちらもぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
最後に・・・
橋をただ渡るだけなら短時間で済むかもしれませんが、筑後川の雄大さを実感したり、橋の駅に寄ったり、両端の公園も満喫したり、何より、筑後川昇開橋の立派さ、大きさに圧倒される、その光景が素晴らしいのです。とっても満喫できる場所なので、ぜひ時間をとってゆったり過ごしていただければと思います。