MTGのここがスゴい1!世界的なスーパースターを起用するブランディング戦略!

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MTGは、これまでに巧みなブランド戦略で、将来を期待される企業としてのポジションを獲得しました。

第一に挙げられるのが、マドンナさんやロナウドさんなど世界的なスーパースターで、誰もが憧れるような存在をブランドパートナーとしている点です。この二人以外にも、世界的有名人を数多く起用しています。

たとえば、「ReFa」には中国トップクラスの女優で、アジアでも絶大な人気を誇る范冰冰(ファン・ビンビン)さんをグローバルアンバサダーとして起用。

また、「SIXPAD」のアスリートサポートパートナーとして、フィリピンの有名プロボクサー、マニー・パッキャオさんと契約。元6階級制覇王者で、1試合で150億円を稼ぐ世界的なスター選手で、新CMも制作されるようです。

国内では、フィギュアスケートで世界中を感動の渦に巻き込んだ浅田真央さんも「kirala」のブランドパートナーに起用されています。

彼らにその製品の良さを訴えるだけではなく、「自分がこのブランドのパートナーになってもいい。MTGと契約締結してもいい」という共感を得られてはじめてブランドパートナーの契約を締結している方もいると思います。それくらい、製品のよさなどには定評があるといえるのかもしれませんね。

MTGのここがスゴい2!今までなかったものを作るこだわりのある製品力

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第二に挙げられるのが、これまでになかったものを作る力。ものづくり大国日本ならではの製品に対するこだわりが見受けられます。

MTGの製品は効果に対して定評があることで知られています。それだけではなく、使いやすく手に取りたくなるデザインも同様に意識しており、効果が出てオシャレだと思われる形や角度をいろいろと研究・調整し、製品を作り上げているといいます。

たとえば、SIXPADは京都大学森谷敏夫名誉教授の運動医科学の理論を取り入れたり、ロナウド選手のトレーニング方法を科学して製品に取り入れて商品開発するなどの陰の努力もあるそうです。筆者も初めて見た時に、「ほしい!」と思う製品だと感じました。

MTGのここがスゴい3!ちゃんと宣伝してちゃんと売るマーケティング

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最後に挙げられるのが、マーケティング戦略です。中国市場においては、ソフトバンクも投資を行っていたアリババグループ(阿里巴巴集団)と提携したことで、「ReFa」の知名度が飛躍的に上昇しました。

また、新たにルイ・ヴィトンの親会社LVMH傘下にある化粧品小売専門店大手セフォラやDFSグループを利用して販路を拡大したことによって、海外での売上高は116億円に上っています。前期比154.1%増に相当し、効果は絶大のようです。

世界的なスーパースターを起用し、ちゃんと宣伝し、そして売る。言葉でいえば簡単なように思えますが、実現させているのはMTGのすごさといえるでしょう。