10位:なんでもないや
新海誠監督の映画「君の名は。」の挿入歌として書き下ろされたこの楽曲。
僕らタイムフライヤー 時を駆け上がるクライマー
時のかくれんぼ はぐれっこはもういやなんだ
歌詞タイトル:「なんでもないや」 作詞者:野田洋次郎
映画「君の名は。」に沿った歌詞に共感させられます。「僕」と「君」のことを歌った静かなラブソングです。
9位:正解
「正解」は2018年10月に放送されたNHK「RADWIMPS 18祭」から、「万歳千唱」とともに1000人の18歳世代とともにパフォーマンスした曲です。
野田洋次郎さんがピアノを弾きながら歌うこの曲。誰もが一度は経験する学生時代を思い出すような歌詞です。
「万歳千唱」同様、1000人のコーラスが力強く、励まされるパワーのある曲です。
8位:祝祭
新海誠監督の映画「天気の子」の導入曲です。空模様の変化とともに人々の気持ちが晴れやかに変化していくシーンに起用されています。
三浦透子さんの透明感あふれる声が、聞いていてとても癒されます。神秘的な雰囲気も癖になる楽曲です。
7位:スパークル
新海誠監督の映画「君の名は。」のために書き下ろされた楽曲。ピアノの旋律が綺麗で印象的な曲です。
運命だとか未来とかって 言葉がどれだけ手を
伸ばそうと届かない 場所で僕ら恋をする
時計の針も二人を 横目に見ながら進む
こんな世界を二人で 一生 いや、何章でも
歌詞タイトル:「スパークル」 作詞者:野田洋次郎
野田洋次郎さんの言葉のセンスと、綺麗な価値観が光るこの曲。映画「君の名は。」の内容にも沿っていて、聴くひとを引き込みます。
6位:そっけない
つかみどころがない「君」へと向けた、「僕」の一途な恋心を歌っています。
君の分厚い恋の履歴に残ることに
興味なんかないよ 君のたった一人に なる以外には
歌詞タイトル:「そっけない」 作詞者:野田洋次郎
「君」は恋愛経験が豊富で小悪魔チックな印象を受けます。何を考えているのかわからない「君」に「僕」は戸惑い、本気になる気持ちを持て余しているような切なさが、叶わない恋を思わせてなんと言えない気持ちにさせられます。
ちょっとひどいんじゃない あんまりじゃない
恋がなんだかもうわからないんだ
君が教科書になってくれるかい
「いいよ」って 君が言うなら 暇はいくらでもあるから
歌詞タイトル:「そっけない」 作詞者:野田洋次郎
「君」の核心に触れることはできないこと、それをなげくようなサビです。恋がわからなくなるほど、強く「君」だけを見ている「僕」。それでも「君」は「僕」だけを見ることはない、そうどこかでわかっていながら諦めることもできない。
そんな歌詞をバラードのように静かにしっとりと歌い上げます。叶わない恋をしている人に強く共感を得られる曲です。
5位:前前前世
新海誠監督の映画「君の名は。」の主題歌として書き下ろされた楽曲。RADWIMPSを有名にしたきっかけの曲でもあります。
君の前前前世から僕は 君を探しはじめたよ
そのぶきっちょな笑い方をめがけて やってきたんだよ
歌詞タイトル:「前前前世」 作詞者:野田洋次郎
疾走感のある曲に、透明感のある歌詞。君の「前前前世」から探し出すほどの君と僕の「運命」を思わせます。
4位:君と羊と青
疾走感を感じるスピード感の強い曲です。早口な部分が多く、歌うのは難しいですが、音程は取りやすい曲です。
RADWIMPSの曲の中では短めな曲です。AメロやBメロでは日常を通してみた世の中のことが歌われますが、サビになると「君」が現れ、「君」を中心に回っている「僕」の世界観が伺えます。
君を見つけ出したときの感情が
今も骨の髄まで動かしてんだ
眩しすぎて閉じた目の残像が
今もそこで明日に手を振ってんだ
歌詞タイトル:「君と羊と青」 作詞者:野田洋次郎
サビの部分の言葉のチョイスが野田洋次郎さんらしさを感じます。「骨の髄」や「目の残像」など難しい言葉が登場しますが、曲を聴いているとすっと体に入ってくるような清々しさがあります。
あの日僕らを染め上げた群青が
今もこの皮膚の下を覆ってんだ
歌詞タイトル:「君と羊と青」 作詞者:野田洋次郎
最後の方に出てくる「群青」という言葉。曲名の「君と羊と青」の「君」と「羊」と「青」という漢字をくっつけると、「群青」になります。
曲を聴き終わった後もなぜか残る「群青」というフレーズ。そんな印象的な「群青」という言葉をそのままタイトルにするのではなく、バラすところが野田洋次郎さんの言葉選びのセンスが伺えます。
3位:グランドエスケープ
新海誠監督の映画「天気の子」のために書き下ろされた楽曲です。静かな音楽と綺麗なピアノが印象的。優しく「君」への思いを歌っています。
怖くないわけない でも止まんない
ピンチの先回りしたって 僕らじゃしょうがない
僕らの恋が言う 声が言う「行け」と言う
歌詞タイトル:「グランドエスケープ」 作詞者:野田洋次郎
静かに語りかけるような最初からは一変し、途中で手拍子を交えたコーラスも入ってきます。その演出が、「僕」の迷いをかき消すようで、前向きになれる曲です。
2位:大丈夫
新海誠監督の映画「天気の子」のために書き下ろされた曲。新海誠監督はインタビューで「“大丈夫”という曲に、映画のラストシーンに込めたかったことが全て入っていた」とも話しています。
「大丈夫?」ってさぁ 君が気付いてさ 聞くから
「大丈夫だよ」って 僕は慌てて言うけどなんでそんなことを 言うんだよ
崩れそうなのは 君なのに
歌詞タイトル:「大丈夫」 作詞者:野田洋次郎
「君」と「僕」の思い合う優しさが伝わってきます。「僕」は「君」を心配して、「君」は「僕」を心配している様子が、心をあったかくします。
取るに足らない 小さな僕の 有り余る今の 大きな夢は
君の「大丈夫」になりたい 「大丈夫」になりたい
君を大丈夫にしたいんじゃない 君にとっての「大丈夫」になりたい
歌詞タイトル:「大丈夫」 作詞者:野田洋次郎
「僕」の優しさになぜだか切なくなる曲です。大切な人がいる人が強く共感できる曲ではないでしょうか。
1位:愛にできることはまだあるかい
1位は「愛にできることはまだあるかい」です。こちらはピアノの綺麗な旋律が印象的なラブソングです。
愛にできることはまだあるかい
僕にできることはまだあるかい
歌詞タイトル:「愛にできることはまだあるかい」 作詞者:野田洋次郎
サビのこの問いかけが印象的な曲です。「君」に向けた大きな愛の形を表現しています。
イントロではピアノだけの静かな曲ですが、サビの部分で様々な楽器が登場します。その演出がサビの部分を壮大に感じさせます。
愛にできることはまだあるよ
僕にできることはまだあるよ
歌詞タイトル:「愛にできることはまだあるかい」 作詞者:野田洋次郎
曲の最後で、問いかけにこう答えて終わります。切なく、もどかしいような気持ちになりますが、聴き終わると温かな余韻が残る曲です。