じゅーしーにぃにぃこと小村稜氏は、沖縄の伝統料理「じゅーしー」の普及を目指した一連の事業を展開している。7月6日(土)には、「じゅーしーの素」を製造するためのクラウドファンディングを開始した。

「じゅーしー」の普及を目指すじゅーしーにぃにぃ


北海道出身のじゅーしーにぃにぃこと小村稜氏は、2018年3月に沖縄そば屋「金月そば」で初めて沖縄の炊き込みご飯「じゅーしー」を食べ、その美味しさに感動。それ以来、沖縄中の「じゅーしー」を食べ歩き、その魅力を発信し続けている。

「じゅーしー」を普及するための事業は、2021年5月にスタート。以降、「じゅーしー」の普及と伝統の継承を目的に、多岐にわたる活動を行っている。

事業開始初年度には、「じゅーしー」の歴史や文化を深く理解するため沖縄県庁に足を運び、文化振興課にて「じゅーしー」の歴史や文化について触れた。ほかにも、琉球保存協会に入会し、沖縄の食文化に関する知識を深めている。

また、沖縄中の「じゅーしー」を200軒近く食べ歩き、各地の味わいや作り方を学んできた。この探求心が、小村氏の「じゅーしー」に対する情熱の源だ。

2年目には、「じゅーしー」の魅力を広めるために、実際に間借り店舗で「じゅーしーおにぎり」の販売を始めた。この取り組みにより、地元の人々に「じゅーしー」の美味しさを知ってもらうことができたという。


また、那覇のデパートでのイベントや羽田空港第3ターミナルでの販売、代々木公園でのイベント販売、北海道POPUPなど、全国各地でイベントを実施。これにより、沖縄県内外の多くの人々に「じゅーしー」の魅力を伝えている。

沖縄の食材の魅力を発信し地域経済の活性化にも貢献

小村氏は、沖縄の地元企業と連携し、「じゅーしー」に使用する食材の調達や製造を行っている。地元の食材を使用することで、沖縄の食文化を守りつつ、新鮮で美味しい「じゅーしー」を提供している。

また、沖縄の食材の魅力を全国に発信し、地域経済の活性化にも貢献している。

「じゅーしー」の魅力を次世代に継承

小村氏は、「じゅーしー」の魅力を次世代に伝えるため、若い世代にもじゅーしーの伝統と文化を理解してもらい、継承していくことを目指している。今後はオンラインでの講座やワークショップも展開し、全国どこからでも参加できるよう整備していくという。

手軽に家庭で「じゅーしー」を楽しめるように


小村氏は、「じゅーしーの素」や関連商品を開発し、より手軽に「じゅーしー」を楽しめるように取り組んでいる。これにより、家庭でも簡単に「じゅーしー」を作れるようになり、全国の家庭に「じゅーしー」の美味しさを広めることができる。特に、忙しい現代人に向けて、手軽に調理できる商品を開発し、「じゅーしー」の普及を図っている。