山崎は「いくら東京が国家予算レベルの経済力や人口があるとはいえ、国政と都政の内容はかなり違うと思うんです。小池さんの(7つの)ゼロ公約も本来は国政政党として掲げるべき問題。石丸さんだけじゃなく、他の候補もそこの混同が見受けられたんですけれど」と語り、石丸氏の掲げた公約に国政レベルのものがあったと指摘。その上で、石丸氏がこの先やりたい政治は「国政レベルなのか、都政レベルなのか」と質問した。

 今回の選挙を足掛かりに国政進出も噂されている石丸氏に対する鋭い質問かと思われたが、石丸氏は苦笑しながら「大変申し訳ないのですが、前提のくだりがまったく正しくないなというふうに感じました。(小池氏の)ゼロ公約と私が今回掲げた政策、どこに共通点があるのというふうに(思ったのか)。全然、次元が違うと思うんですけども」とバッサリ。

 それでも山崎は「小池さんとは分けさせてください。すみません不勉強で」「国政の規模でしかできないことが公約の中にあるという声もあったのですが、どうお考えですか」と謝罪しつつ食い下がったが、石丸氏は「それは見方が違うんじゃないでしょうか」「私があの中でうたったものはすべて東京都として関与できる、裁量がある、その範囲に限定しています。当たり前の話ですけど」と切り捨てた。

 放送後、山崎は自身のSNSで「ある場面、限られた中継尺で意図している疑問を端的に伝える力が足りなかったなと反省」「あ一怖かった、でも楽しかった、色々若くてすみません…今後とも精進しますので多め(大目)に見てもらえますと幸いです」などと投稿。