それを象徴するファンの反応もあった。先述の『ブルーモーメント』の最終回では、山下演じる晴原が、猛烈な台風が吹き荒れる状況で人命を救うために「ヘリを使う」と発案。「台風の目の中をヘリで飛ぶ」という作戦が描かれたが、これに対して視聴者から「山Pがヘリに乗ったら、もうコード・ブルーなんよ」「『ヘリを使う』って言ったところが完全に藍沢先生だった」「途中からコード・ブルーにしか見えなくなった」「山Pとヘリは最強コンビ」といった声が続出したのだ。

 さらに、今回の『ブルーモーメント』の映画化報道に対しても、「正直、コード・ブルーの続編のほうが見たい」「ブルーモーメントがひと段落したらコード・ブルーやってくれないかなあ」といったコメントがネット上で飛び交っている。

 『ブルーモーメント』の映画化報道については、山下がこれから長期で海外での撮影に向かうとされていることから「9月から撮影はできないのでは」といった指摘もある。また、ドラマ自体が「大ヒット」といえるほどの盛り上がりではなかったため、需要的な意味で映画化を疑問視する意見もある。

 そうした状況を考えれば、期待の声の多さから見ても「大ヒット確実」といえる『コード・ブルー』の続編に取りかかったほうがファンを喜ばせることができそうだが、はたして山下やフジテレビにその意向はあるのだろうか。