◆パンモロのまま京都の街に消えた

歩行者信号機
「男性が腕の位置をずらしたせいで、彼女のスカートを男性の腕がはさむ感じになってしまったんです。彼らはそのことにまったく気づかずに、パンモロのまま横断歩道を渡っていってしまいました。周りの人たち、とりわけ男性は気まずそうな表情を浮かべていましたね」

 横断歩道を渡り切った後、明美さんはカップルと別の方角へ歩いて行ったため、彼らがいつ気づいたのかは不明だそう。いやむしろ、「知らぬが花」なのかもしれません。一歩間違えば破局のきっかけになりかねません。

 丈の短いスカートをはく機会の多いこの時期には特に注意しほうがよさそうですね。みなさんもどうかお気を付けください。

<文/織田繭 イラスト/やましたともこ>

【織田 繭】

製薬会社でMRを4年間経験。「自分がやりたかったことはこの仕事なのか」と疑問に感じ、悩んだ結果、幼少期からの夢だった「文筆家」を目指すことを決意し、退職。2021年にライターに転身