同枠前期『アクマゲーム』は原作者がダメ出し連発

 日テレといえば、1月に同局連ドラ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが急逝した際、ドラマ制作側が原作者を「ないがしろにした」などとして炎上。さらに、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームによる調査報告書が5月に公開されると、その内容がさらなる波紋を呼んだ。

 また、『降り積もれ孤独な死よ』が放送されているドラマ枠では、前クールで日テレ制作による『ACMA:GAME アクマゲーム』を放送。

 しかし、『ACMA:GAME アクマゲーム』の原作者であるメーブ氏が、ドラマ放送中に「ううーん…ちょっと流石に不明なこと、はっきりしないことが増えすぎて、7話は楽しめなかった…」「漫画と設定を変えてもいいんだけど、それで矛盾が発生して、その矛盾がキャラの心情すらもわからなくさせてしまっている気がします」などとダメ出しを連発したため、「日テレは『セクシー田中さん』騒動の教訓をもう忘れたのか?」「日テレの漫画原作は心配」と日テレに厳しい声が相次ぐ事態となっていた。

 こういったことが続いた日テレは、スポンサーや視聴者の信用回復を目指し、『降り積もれ孤独な死よ』放送中は井龍氏の絶賛コメントを積極的に公開しようとしているのかもしれない。

 初回の視聴率は平均世帯5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人2.9%と振るわなかった『降り積もれ孤独な死よ』。原作はまだ連載中だが、一体どんな結末になるのだろうか。