◆ウィッグをつけて“がん友”とランチ
3週間に1度のサイクルで投与される抗がん剤。1サイクル目の脱毛では、全頭のウィッグもつけはじめましたが、髪がまだ残っていたので帽子と前髪ウィッグでしのぐこともできました。髪が抜けた自分の姿には驚きましたが、予期していたことなので開き直ってウィッグ生活を本格スタートさせて自宅に戻りました。
わたしより少し早く抗がん剤治療を始めたがん友に連絡してみると、やはり彼女もしっかり抜けてしまったそう。幸い、お互い体調は良かったので、ウィッグをつけてランチすることにしました。少しでも気分のあがることをしたかったのです。
久しぶりに都内でがん友と待ち合わせ。ウィッグ姿の友人を見て、お互いギャハハと笑いながら再会。お互いに「似合うじゃーん」と言いながら、わたしたちがウィッグをしているのは、わたしたち2人しか知らないと思うと、なんだか秘め事のようでワクワクしてしまう不思議。
そして、入院中のリハビリで出会ったころから豪快だったがん友は、レストランに入り、おもむろにランチビールを注文。
お酒好きのわたしでしたが、さすがに手術後からはお酒を控えていました。なので思わず、「抗がん剤中って、お酒飲んでいいの!?」とツッコミ。すると友人は「ダメって言われてないからいいのかなぁって、家で飲んでみたら大丈夫だったよ」と言います。
えっ、ビール飲みたい。と思いつつ、その場では具合が悪くなったら困るので控えました。
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