◆長い髪をバッサリ切って副作用に備えた

抗がん剤治療前、ウィッグサロンでロングのウィッグを試着する私
抗がん剤治療前、ウィッグサロンでロングのウィッグを試着する私
 2017年4月中旬。いよいよ抗がん剤治療が始まりました。わたしが受けたのは「AC療法」と「パクリタキセル療法」という治療。初発乳がん治療ではよく使われる抗がん剤です。

 1つめの「AC療法」は、3週間ごとに1回で1サイクル、計4回の点滴治療。それに続く2つめの「パクリタキセル療法」は、週1回×12回の治療です。どちらもそれぞれ3か月ほどかかるので、抗がん剤治療全体でみると約半年間の治療となります。

 そして抗がん剤の代表的な副作用は「吐き気」に続き「脱毛」。脱毛は一般的に投与後2週間くらいから脱毛の副作用が始まります。わたしは「AC療法」の1回目を受け、吐き気はなんとかクリアしたものの、来たる次の副作用に気持ちを整えなければなりませんでした。

 私の場合、脱毛が起こりそうな時期は、ちょうどゴールデンウィークに重なるだろうと予想。長い髪だと抜け毛が絡まるとのことで、ロングヘアをばっさり切って脱毛に備えました。