◆【解説】毛穴が開くNGなこと4つ

毛穴への刺激を与えないことが大事です。NGなのは、毛穴パック、顔面マッサージ(カッサ)、顔面スクラブ、ホットスチーマーの4つです。

1つ目の毛穴パックは、逆に毛穴が広がってしまう恐れがあります。スキンケアの一番の基本は、物理的な刺激を与えない・角質を剝ぎ取ってしまわないことです。毛穴パックはこれらと完全に逆行していますので、良くありません。

2つ目はカッサみたいなもので、ゴリゴリと行う強力なマッサージはやらないほうがいいです。気持ちの良い感じでふわふわとマッサージするとか、軽いマッサージはしても差し支えないと思います。むしろ血行を良くするとか、物理的な刺激を与えないマッサージだったら良いと思いますね。

3つ目は顔面スクラブ。これはダメです。

基本的なスタンスとしては、皮膚の角質を剥ぎ取るような機械的な刺激は与えない。刺激を与えると基本的には廃れていっちゃいますね。スクラブはつぶつぶで物理的に剥がして取るものだから、良くありません。

4つ目はホットスチーマーです。

高温に熱した水を顔に当てるというのは、物理的刺激を与えるのと一緒なのかなと思います。またそれと関連して、「サウナは美肌にいいですか」と聞かれることもありますが、美肌とは特に関係ありません。体調を管理しながら常識的な範囲で行く分には問題ないでしょう。

念押しですが毛穴は「刺激しないこと」を守り、以上のことを極力避けるようにしましょう。

========

ポイント:「物理的な刺激を与えない」「角質を剝ぎ取らない」を覚えておきましょう

========

『40代の壁を乗り越える美容トレ』
<北條元治 構成/女子SPA!編集部>

【北條元治】

形成外科医、医学博士。東海大学医学部非常勤講師。株式会社セルバンク代表取締役。著書に『40代の壁を乗り越える美容トレ 「肌の再生医療の専門家」が忖度なしで教える最高のエイジングケア』(KADOKAWA)、『医者が家族だけにはすすめないこと』(セブン&アイ出版)など。