2020年9月25日の初日からおよそ3年9カ月、185週にわたっての超異例のロングラン上映となったが、最近でも毎週水曜日にTOHOシネマズ日比谷でロングラン上映が続けられており、興行収入は9億円を記録。集まった取材陣を見渡した草なぎは、「(公開スタートの)あの頃はテレビの方も来てくれなかったんですが、今日はテレビ(の報道)が入ってるということで、若干空回りぎみです」と報道陣の笑いを誘ったという。
「根強いファンがいることで知られていて、彼らがリピート鑑賞することを“追いスワン”と呼ばれていたが、SMAP時代からの数多い熱烈なファンがリピートし、40回以上見たという猛者もいたほど。異例の超ロングラン上映になったのも納得」(映画業界関係者)
そんな草なぎといえば、5月17日から主演の時代劇映画『碁盤斬り』(白石和彌監督)が公開中だ。
同作は柚月裕子原作、役所広司や松坂桃李が主演し、大ヒットとなった『孤狼の血』シリーズの白石監督が初めて時代劇を手掛けたことでも話題に。古典落語の演目『柳田格之進』をベースに、冤罪(えんざい)事件によって娘と引き裂かれた男が、武士の誇りをかけて復しゅうに臨む姿を描く。
公開前から公開後にかけて、草なぎの番宣でのテレビ出演、全国主要都市の駅へのポスター掲示、都内主要エリアのラッピングバス走行、数々の著名人からの絶賛コメント寄稿などなど、大々的なPR活動が展開されていたのだが……。