「副業破産」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

年収アップを目的に始めたものの失敗して収入増加どころか大損、本業にも支障をきたし、破産してしまう…という事態に陥ることがあるようです。

自分や家族の生活を豊かにするために始めたはずの副業が、不幸の引き金になっては元も子もありません。

今回は、副業で一攫千金を夢見たものの、実際は真逆の結果になってしまった会社員の末路についてお話しましょう。

投資で大損、こんなはずでは……

副業のつもりで資産運用を始める人は少なくないようです。資産運用を副業と呼んでよいかわかりませんが、投資はやり方によっては大きな損失を招くので注意が必要です。

ある40代の会社員男性は2021年末、Twitter(X)で「レバナス」というETF(上場投資信託)が人気であることを知りました。

アメリカのテクノロジー銘柄や、IT関連銘柄の割合が高い「NASDAQ(ナスダック)指数」にレバレッジをかけて投資する金融商品です。

このレバナスに男性は500万円を投資しました。ところが、2022年にレバナスは大暴落したのです。1年間で約60%も下がり、男性の資産は500万円から200万円に減ってしまいました。

甘い気持ちでビジネスを始めた結果……

副業だからと甘い気持ちでビジネスを始めるのは禁物です。会社員としては優秀でも、個人事業主としてビジネスで必ず成功するとは限らないからです。