就活中もしくは転職活動中には、第一印象が大切です。なかでも面接で好印象を得るためには身だしなみが重要なポイント。身だしなみを整えるには、スーツをはじめ靴やカバン、ヘアスタイルなどけっこう多くの費用がかかります。そこで今回は、就活もしくは転職活動のために注意しておきたい身だしなみのチェックポイントを解説しつつ、それぞれにかかる費用の相場を紹介いたします。

身だしなみが大切!面接で押さえておきたい3つのポイント

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就活の面接では、どういったポイントを押さえてのぞめばいいのでしょうか。ここでは3つのポイントについて解説します。

  1. 面接では受け答えが重要
  2. 見た目が「好印象」な就活生は採用したくなる?!
  3. 清潔さを感じる身だしなみは大切!

1.面接では受け答えが重要

面接は、自分の長所をアピールする絶好の機会です。よりよい印象を面接官へ与えるためには、第一印象だけでなく、しっかりとした受け答えができることも重要です。内容はもちろん、はきはきとした口調や明るい表情で話すことを心がけましょう。

あいさつの仕方や志望理由など、基本的なことが言葉につまることなくスムーズに答えられるよう事前に練習を重ねておくと安心です。

2.見た目が「好印象」な就活生は採用したくなる?!

たとえしっかりと受け答えができたとしても、見た目の印象が悪いとマイナスポイントになることもあります。なかには「初見で面接の合否が決まってしまう」というケースもあるため、まずは第一印象で好印象を得ることが重要です。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」というものがあります。これは、「話し手が聞き手」に与える影響について数値化したもので、この法則では以下の3つの情報から人は相手を判断していると仮定しています。

外見:55%
話し方:38%
内容:7%

メラビアンの法則にしたがえば、外見がもっとも重要なポイントだと言えます。一目で好印象を得るために身だしなみを整え、明るい表情を意識して面接にのぞみ、第一印象で思わず採用したくなるような見た目を心がけましょう。

3.清潔さを感じる身だしなみは大切!

身だしなみのなかでも面接時に重視されがちなのは「清潔感」です。一緒に働くなら不衛生な印象の人よりも清潔感のある人のほうがいいですよね。また清潔感のある身だしなみは、社会人としての基本的なマナーでもあります。

オシャレをしているかどうかではなく「相手に不快感を与えないかどうか」が重要です。シワのないシャツや落ち着いた色味のスーツなど、身にまとうファッションアイテムが常に清潔かどうかを心がけ、ヘアスタイルなどにも注意を払いましょう。

人の目につきやすい5つの部分

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面接の際に面接官の目につきやすいところはどんなところでしょうか。そこで、面接前にチェックしておきたい5つのパーツを解説します。

  1. 顔全体の印象を左右する髪型
  2. 面接の基本とも言えるスーツ
  3. 足元の靴にも気を配ろう
  4. 男性はヒゲを剃っておこう
  5. 意外に忘れがちなのが……爪!

1.顔全体の印象を左右する髪型

顔を見て話すシーンが多い面接では、髪型に目がいきやすいと言われています。寝癖のまま面接に行くのなんて当然NG!しっかり直してから行くのが基本です。髪が長い場合は、ヘアゴムなどで一つにまとめておくと清潔感を与え好印象が得られるでしょう。

また、あまりにも長い前髪は暗い印象を与えてしまいかねません。そのため「できるだけ目が見えるようにカットしておく」「はっきりと表情が見えるように横に流してピンなどでとめておく」ことも大切です。

2.面接の基本とも言えるスーツ

スーツは、業界によっても異なりますがブラックなどのベーシックなカラーが基本です。また清潔感を損なわないためにシワや汚れ、臭いなどもしっかりチェックしておきましょう。心配な場合は、面接に備えて早めにクリーニングに出しておくと安心です。

3.足元の靴にも気を配ろう

靴は、なるべく汚れや傷が少ないものを選びましょう。定番の黒の革靴は、しっかりと磨いておくのが鉄則です。面接官からの距離が離れている場合は、足元が視界に入ります。紐靴の場合はしっかりと紐を結び、だらしない印象を避けましょう。

4.男性はヒゲを剃っておこう

無精ヒゲは、だらしなさや不衛生な印象を与えてしまう可能性があります。面接を受ける際は、ヒゲを剃っておくのが基本です。

5.意外に忘れがちなのが……爪!

顔や服装は見られていても手までは見られない……と油断しがちですが面接時には手元も面接官の目線に入ります。爪が長い人は短くカットし形を整えて清潔感をアップさせましょう。業界によっても異なりますが原則派手なネイルアートは避けてください。