フードテックマイスターは、職人の技術を機械学習するバウムクーヘンAI職人「THEO(テオ)」を、6月30日(日)に新たにオープンする鹿児島南大隅町の菓子製造販売店「31℃LINE花子」に設置。「31℃LINE花子」で、南大隅町の特産品である「辺塚(へつか)だいだい」や「たんかん」を使用したバウムクーヘンを発売する。

希少性の高い特産物「辺塚だいだい」

鹿児島県産の「辺塚だいだい」は、肝付町内之浦と南大隅町佐多の町境周辺の辺塚集落に、古くから自生・栽培していた柑橘。南大隅町と肝付町以外への苗木持ち出しを禁止されており、希少性の高い特産物だ。一般的に言われているだいだいに比べると、小ぶりで皮が薄く、爽やかな香りと酸味が特徴的。


「辺塚だいだいバウムクーヘン」は、「辺塚だいだい」を生地に練りこむことで、爽やかな香りのバウムクーヘンに仕上げている。価格は2,160円(税込)。

濃厚な果汁や、甘みと程よい酸味が特徴の「たんかん」

「たんかん」は、ポンカンとネーブルオレンジの自然交配によって誕生したといわれている。「辺塚だいだい」と同じく南大隅町の特産物で、濃厚な果汁と、甘みがあり程よい酸味が特徴的だ。


「たんかんバウムクーヘン」は、甘酸っぱいオレンジ風味のバウムクーヘンに仕上げている。価格は2,160円(税込)。

南大隅町の新定番土産を目指して

「2050年に南大隅町の人口は2,000人台になる」というニュースを耳にし、南大隅町の状況を変えたいという強い思いで、「31℃LINE花子」の代表・山下氏は、「THEO」の導入を決意したという。

自然豊かで食べ物もおいしい南大隅町だが、常温で持ち帰ることができるお土産がないことに目をつけ、地元南大隅町の特産品である「辺塚だいだい」と「たんかん」を使った添加物不使用のバウムクーヘンを考案。

6月30日(日)に、新たにバウムクーヘン専門店をオープンし、目玉商品として「辺塚だいだいバウムクーヘン」「たんかんバウムクーヘン」を新発売する。

フードテックマイスターについて

2020年11月に設立されたフードテックマイスターは、ユーハイムの子会社であり、代表取締役社長を河本英雄氏とするベンチャー企業。

お菓子や飲食のBtoB市場において、バウムクーヘンAI職人「THEO」をはじめ、国内外のフードテック系スタートアップ企業が持つフードテック機器の設置・貸出、商品開発から製造・販売、PR・マーケティングまでをワンストップでサポートすることを目的としている。

ユーハイムの神戸本社に本部を設置し、街のお菓子屋さんやカフェ・レストラン、ホテル・結婚式場、テーマパーク、生産者との取り組みを始めている。また、「THEO」を搭載したフードトラックによる事業を、国内の商業施設や行政と多数計画している。