【3】赤湯温泉
開湯930余年と古い歴史を誇る赤湯温泉。1093年(寛治7年)源義家が奥洲統一を担う戦をしていた際、傷ついた兵士が湯に入ったところ、たちどころに傷が治り、血で真っ赤に染まったことが赤湯温泉の由来になったと言われています。その後、米沢藩時代には殿さまが入る箱湯として保護され藩公認の遊興の場所として栄えました。
【4】旧高畠駅舎
明治時代、高畠では多くの製糸場が操業していました。人々の地場産業振興の意気が高まると共に製品の輸送についての関心が高まり、高畠鉄道が誕生しました。山形交通高畠線のほぼ中間に設置されたのが、高畠駅舎です。
瓜割石庭公園から採掘された高畠石を用いて1934年(昭和9年)に建てられました。この駅には、当時走っていた可愛らしい車両もそのまま展示されています。はちみつ色の趣ある駅舎がフォトスポットして人気です。
【5】まほろば古の里歴史公園
まほろばの里では、遺跡が数多く発掘されており、縄文時代より人々が生活をしていたとされています。縄文時代の生活空間が再現されていることから、縄文時代の景観にふれられる公園として散策が楽しめます。
【6】安久津八幡神社
860年(貞観2年)、慈覚大師が豪族であった安久津磐三郎の協力で阿弥陀堂を建てたのが始まりとされています。端麗な姿の三重塔、途中に舞楽殿、その奥に本殿があり、すべて県の指定文化財となっています。五穀豊穣、開運などのご利益があるとされています。
【7】道の駅たかはた まほろばステーション
町内全域に古墳群が広がり、縄文時代の土器が発掘された洞窟などがあることから「まほろばの里」と呼ばれている高畠町。周辺には、悠久の歴史を感じるスポットが点在しているので、道の駅を拠点に散策が楽しめます。
駅内には観光案内所もあり、レンタサイクルの利用も可能。農産物直売所やお土産コーナーも充実しています。ぶどうの季節には、格別に甘くてお手頃なぶどうが手に入ります。
【8】瓜割石庭公園
ここは、高畠石と呼ばれる凝灰岩の採石場で、石切り場の清水に瓜を冷やしたところ、瓜が割れるくらい冷たかったことから、この名がついたといわれています。採石跡のトンネルを抜けると高さ約30mの切り立つ岩壁が目の前に現れます。
目の前にそそり立つ岩壁のスケールが大きすぎて、写真でお伝えできないのが残念ですが、古代遺跡を思わせる空間に感動します。
敷地内には簡易な展示スペースがあり、採石の際に使用されていた道具や切り出し用の切込みも見られます。凝灰岩はもともとクリーム色ですが、雨風などで浸食され、濃い茶から薄い茶へとうつろうグラデーションとなり、今では映えスポットとして人気です。